1963年製作の007シリーズ映画第2弾。
シリーズの人気を決定づけた作品として知られている。
もともとは「危機一発」というタイトルだし、
日本では「ロシアから愛をこめて」というタイトルだった。
監督はテレンス・ヤング、主演はもちろんショーン・コネリー。
他にダニエラ・ビアンキ、ロバート・ショーなどが出演。
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あらすじ
犯罪組織「スペクター」は007こと
ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)に復讐するため、ある計画を立てた。
それを実行にうつしたのはソ連の犯罪組織。
ロマノワ(ダニエラ・ビアンキ)をおとりに使い、ボンドをハメる。
イギリスとソ連のスパイ合戦が始まる中、
ボンドはロマノワを連れてオリエント急行に乗り込むが、
そこには殺し屋(ロバート・ショー)たちがボンド抹殺のために待ち受けていた――という話。
感想
オリエント急行の中で繰り広げられるアクションが有名。
映画史の中でも名場面と語り継がれている。
何回倒されても立ち上がるロバート・ショーのしぶとさが
さらにサスペンスを盛り上げてくれ、主役を引き立てる悪役の大切さがよくわかる。
さらにメイドに扮してボンドを襲う
犯罪組織幹部のローザがこれまた怖い。
はたまたダニエラ・ビアンキの美しさ。
のちに続くいわゆるボンド・ガールの基本線になった。
そしてジョン・バリーによる音楽。
これも007シリーズのさまざまな名曲のハシリとなっている。
原作はボンドシリーズ第5作でありながら
映画では2番目に持ってきたのがよかったんでしょうな。
原作も昔読んだような。映画のシーンが表紙になってるやつ。
正直小説で読むより映画観てる方が楽しい。
途中空白の時期がありながらも、なんやかやでボンドシリーズは続き
最新作が2020年4月公開の予定だったが、コロナの影響で11月に延期。
11月でも観れるのかねえ、この調子じゃ。
しかし、いろいろ問題はあるにせよ
日本での感染はまあまあ食い止めている方なのでは。
もちろんそれでよかったよかったとはとても済まされるものではないが、
したり顔で批判だけするのもどうかとは思う。
やっぱり意見というのは、違う考えの人に対しても
「なるほどな」と思わせるぐらいの深みがないと。
薄ーい意見をもっともらしく言ってみたり
後出しじゃんけんみたいなのも非常に見苦しい。
いくら高度な情報化社会になったとて
しょせんそれを活かすも殺すも人間次第なんだねえと
あらためて思いますな、最近。