1965年公開の東映映画。
前作「網走番外地」のヒットを受け、急遽製作された第2弾。
第1弾からの公開がわずか3ヶ月しか空いていない。
なかなか現代では考えられませんな。
主演はもちろん高倉健、監督は石井輝男。
瑳峨三智子、アイ・ジョージ、田中邦衛、中谷一郎らが出演。
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あらすじ
函館から青函連絡船に乗った橘(高倉健)。
ところが、ダイヤ強奪及び修道尼殺しの容疑までかけられてしまう。
一緒に船に乗っていたのは大槻(アイ・ジョージ)、
ストリッパーの路子(三原葉子)、スリのユミ(瑳峨三智子)。
船で盗難事件の調べで荷物検査が行われた時、
大槻が修道尼の箱から転がり落ちたマリモをちょろまかしていた。
同じ容疑をかけられた大槻やユミとともに列車に乗る橘。
そこに拳銃を持った吉本(中谷一郎)が現れて――という話。
感想
前作はモノクロだったのに今度はカラー。
期待のかけ方がなんとわかりやすい(笑)
前作にも出てきた鬼寅(嵐寛寿郎)もいい役割。
悪いボスまで網走で一緒だった依田(安部徹)が出てくるんだから笑える。
安部徹さん、悪役がやたらと似合うが
「特捜最前線」最後の三部作で桜井の父親役の弁護士もやってた。
できる人は何やらせても似合うのよねえ。
三原葉子の旦那役で大坂志郎。
大岡越前の源さんが子守りしてると思えばなんとなく可笑しい。
なんやかんやでバランスはいいんだよねえ。
シリーズ後半よりこっちの方が好きかな。すっきりしてて。