「摩天楼ブルース」と聞いてまず最初に思い浮かべるのは東京JAPの歌である。
大映ドラマ「少女に何が起ったか」のエンディング曲だったのだが、
ドラマとはあんまり関係ねえだろという感じの曲だった。
キョンキョンが今は亡きエースコックわかめラーメン石立鉄男に
これでもかというぐらい嫌がらせされるのだが、
最終回になるとものすごくいい人になっちゃうのだ。
さすが大映ドラマ、それまでの流れなんて無視。
そうではなく映画「摩天楼ブルース」というのが1980年に製作されている。
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あらすじと感想
アメリカ映画で(そりゃそうか)主演は「ビッグ・ウェンズデー」ジャン・マイケル・ヴィンセント。
自分にとっては「超音速攻撃ヘリ スターウルフ」のパイロットだけど。
このヴィンちゃんが停職中の航海士で、
ニューヨークはブルックリンのスラム街に住むことになり
街を荒す卑劣なギャングに立ち向かうっていうお話。
ハードボイルドである。
まあ西部劇を現代劇に持ってきたような話で、
ヴィンちゃんにとって「ビッグ・ウェンズデー」の次の作品らしいのだが、
スポーツマンらしく肉体派アクションを繰り広げております。
今となっては結構豪華な作品で
雑貨屋の店主を演じているのは
「ハリーとトント」でアカデミー賞主演男優賞受賞者のアート・カーニー。
監督は「ローリング・サンダー」など耐えた男が
怒りを爆発させるアクションを撮らせたらピカ一のジョン・フリン。
この人東映任侠映画とか撮らせたら面白かったかもねえ。
制作に名を連ねているのは80年代以降現在まで
「フラッシュダンス」「ビバリーヒルズ・コップ」「トップガン」
「タイタンズを忘れない」「アルマゲドン」等など
超ヒット作を作り続けている男、ジェリー・ブラッカイマーの名前がある。
人に歴史ありとはこのこと。
ヴィンちゃんが着てるM-65ジャケットは軍ものの定番ともいえる服で、
結構いろんな人が映画の中で着てる。でも重いんだよな、あれ。
日本でもこういうのをアレンジすると、ナンボでも書けそうな気がする。そんな映画。