1982年放送の大河ドラマ第20弾。
原作は堺屋太一、赤穂事件を題材にしたもの。
赤穂事件を現代の企業倒産に見立てた内容だけに
忠臣蔵的要素は薄く、一種のサラリーマンドラマとなっている。
リアルタイムで観てたんだよねえ、音楽すごく覚えてるもの。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじと感想
主要キャストは以下の通り。
大石内蔵助……昼行燈から時々梅安なみの表情を見せる緒形拳。
石野七郎次……マツケンサンバはまだ歌っていない松平健。
竹島素良……お目目パッチリが印象的な多岐川裕美。
大石りく……浜乃屋から内蔵助の妻へと大出世、丘みつ子。
浅野内匠頭……ある意味ピッタリ隆大介。
片岡源五右衛門……哀愁のカサブランカ、ヒロミ・ゴー。
徳川綱吉……キリリとしてるがめっちゃバカ殿、竹脇無我。
柳沢吉保……中学生日記はもうやってたっけ、岡本富士太。
吉良上野介……憎々しさなら他にひけは取らない伊丹十三。
とまあこんな感じ。
架空の人物である石野七郎次によって
赤穂の塩の話をいろいろやってるところが一つの特徴。
また大石内蔵助をこんだけ昼行燈にしてるのは
後にTBSでビートたけし主演で映像化した忠臣蔵ぐらいかな。
優柔不断な感じから討ち入りの指揮官に変わっていくさまが素晴らしい。
放送当時人気があったのは不破数右衛門の小林薫。
一本気すぎる男だが、そばにおったら暑苦しそう。
中村梅之助演じる近松門左衛門がこんだけ出てくるのも珍しいし。
門左衛門と堀部安兵衛が兄弟?だったかな、
そんな話あるみたいだけどアレほんとかね。
ついでに息子・梅雀さんも出ている。若い。
キョンキョンとかジャニーズも結構出ている。
七郎次と素良の関係なんてのは
今やったら視聴者に受け入れられるのかね。
現代やったら難しいかもしれんねえ。
などなど亡くなった名優の演技を楽しむもよし、
今活躍している人の若かりし頃を観るのもよし、
こいつどこ行ったんやと興味を持つのもありかと。