1981年公開の東映映画。
もっともプロデュースは角川春樹氏だった。
原作は山田風太郎「おぼろ忍法帖」。
主演は沢田研二、2003年にはリメイクが作られた。
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あらすじ
時は寛永15年。
たくさんの死者が出て幕府に鎮圧された島原の乱。
戦いの中で殺された天草四郎時貞(沢田研二)だったが
雷鳴と共に蘇えり幕府に復讐を誓う。
四郎は細川ガラシャ夫人(佳那晃子)、宮本武蔵(緒形拳)、
槍の使い手・宝蔵院胤舜(室田日出男)、忍者霧丸(真田広之)と
恨めしや~大作戦のためにメンバーをこの世に転生させる。
ガラシャは大奥に潜入し、4代将軍家綱(松橋登)をたらしこむ。
宝蔵院は柳生但馬守(若山富三郎)にぶち殺されるが、
武蔵が但馬守を倒す。
ところが四郎ちゃん、息子十兵衛(千葉真一)と対決できなかった
但馬守の無念を利用して転生させちゃう。
死んだり生き返ったり忙しいこって。
霧丸は霧丸で若い娘に惚れて、もうこんなん嫌やと逃げ出すが
「どこ行くんじゃおのれはー!」とジュリーは決して言わんが
まあそういうことで哀れ霧丸は四郎に斬られる。
こんなバケモンどうやって相手にすりゃええんじゃということで
十兵衛は魔界の連中を斬ることのできる妖刀の製作を
村正(丹波哲郎)に依頼する。
果たして魔界衆と十兵衛、どちらが勝つのか?――という話。
感想
単純に言えば生きてるもんVSゾンビ(笑)
細川ガラシャなんて原作にあったかいな。
まあ一人ぐらい女性もおらんとねえ。
恨み持つ人間が生き返って
幕府相手に「オラー!」と歯向かう構図といえばそうだけど
ま、どちらかといえばそういう要素が少なめなのかなあと。
そのあたりが良くも悪くも問題かも。
東映映画なのに東映らしくないというか。
SFチャンバラ作品みたいな感じになってる。
結構ヒットしたんだけど。キレイすぎるのかな。