1976年夏公開のトラック野郎シリーズ第3弾。
マドンナは島田陽子、特別ゲストは都はるみ。
ライバル「カムチャッカ」は梅宮辰夫。
今話題の上沼恵美子(当時、海原千里・万里)も出ている。
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あらすじ
今度の舞台は北海道。
フェリーを待つ間、ジョナサン家に立ち寄る桃次郎(菅原文太)。
ところが、ジョナサン(愛川欣也)は君江(春川ますみ)から
分譲住宅のチラシを見せられ狭くなってきたから引っ越しをせがまれ、
桃次郎はトルコ風呂に行きたいのに子供の世話を押し付けられる始末。
フェリーに乗り込む桃次郎とジョナサン。
トルコに行けず欲求不満の桃次郎。
すると、フェリーの中で亜希子(島田陽子)と出会い一目ぼれ。
釧路で「カムチャッカの熊」との大乱闘、
牧場の一人娘である亜希子との相変わらずの勘違いの恋、
都はるみが参加しての盆踊り大会などが進んでいき――。
最後はトラック野郎の男の意地をかけて
ジョナサンと仲間のためにひたすらトラックを走らせる桃次郎。
白バイやパトカーに追われ、ボロボロのつり橋を渡り
バーストしそうなタイヤを仲間が道路に水をまき助けてくれる。
桃次郎はタイムリミットまでに漁港に辿り着けるのか――という話。
感想
古き良き西部劇を彷彿とさせるカムチャッカとの殴り合いが印象的。
ジョナサン家に新しい生命が誕生し、
仲違いしていたジョナサンに桃次郎が
「今度生まれた子供にとって、北海道は心の故郷だろ!」
と言ってトラックを走らせていく姿はかっこよすぎる。
旬のスターが登場するのもシリーズならではで、
松鶴屋千とせとか海原千里・万里の若き姿が見られる。
こういうのも当時の映画の役割だね。