渡瀬恒彦・夏目雅子主演映画「時代屋の女房」を観る

1983年公開の松竹映画。
原作は村松友視の直木賞受賞作。

あらすじ

東京の大井にある骨董屋「時代屋」。
この家の主人は安さん(渡瀬恒彦)。
ある日、野良猫を連れたいい女・真弓(夏目雅子)が
そのまま猫と一緒に居着くことに。

それからの時代屋は雰囲気が変わる。
どこから来たのかとも安さんは真弓に聞かない。

相手に必要以上に踏み込まないのが都会の流儀、とばかりに。

ある日、真弓が家を出たまま戻ってこない。
遊び仲間の喫茶店マスター(津川雅彦)、
クリーニング屋(大坂志郎)、飲み屋「とん吉」のオヤジ(藤木悠)らが
心配するも安さんは前にもこんなことがあったと意に介さず。

事実、真弓がしばらくいなくなってから
ひょっこり帰ってきて「時代屋の女房」に戻ることはよくあったのだ。

ところが、今回はどうも違う。
今度は戻ってこないかも、と気になりだす安さん。
ある日、「とん吉」で真弓に似たカーリーヘアの女・美郷と出会う――という話。

感想

ファンタジーというかコメディというか。
下町を舞台にした人情喜劇というには軽めのタッチというか。

なかなかジャンル分けができない独特感が魅力。
しかしまあ、あらためて夏目雅子は綺麗だ。

若者は若者らしく、中年は中年らしく。
肩ひじ張らない都会の優しさが心地いい。

意外と現代の方が評価されるかもしれんねえ。

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