伝説の大映ドラマ・赤いシリーズ「赤い激流」を久々に観る

1977年6月から約半年間放送。全26回。
赤いシリーズ第5弾の本作は最終回で37.2%を記録。
脚本家でさえ誰が犯人かわからない話の展開が話題を呼んだ。

あらすじ

音楽大学助教授の大沢(宇津井健)。
彼は弟の実(石立鉄男)が勧めてくれた
スナックでピアノを弾いていた田代(水谷豊)を弟子に。

しかし、これが悲しい運命を呼んでいくことに――という話。


感想

赤いシリーズと言えば山口百恵のイメージが強いが、
実はこの「赤い激流」がシリーズ最高視聴率を取っている。

その理由は何かと言えば少女より青年が主人公だったこと、
他シリーズ以上にドラマティックな展開といったい誰が
犯人なのか最後の最後までわからない魅力、などがあげられる。

毎度のことながら豪華出演陣。
水谷豊、宇津井健、松尾嘉代、竹下景子。
赤木春恵、山口百恵、緒形拳、岸恵子などが出ている。

ピアノを通じての家族愛と師弟愛に加え
冤罪で追われる逃亡者としてのミステリ、
ヒットする要素がいろいろてんこもり状態だった。

最初観たときは水谷豊どんだけ逃げんねん、
と思ったものだが富田林の逃亡者がまだ逃げてるのを見ると
意外と逃げられるもんなんかもしれんねえ。

最初水谷豊はピアノ全く弾けなかったそうだが
練習しまくって最終回のコンクールシーンなんかは
自分でちゃんと弾いていたりする。
(ま、音声はどうか知らんが)

ジェットコースタードラマの元祖かというぐらい
目まぐるしく展開が動いていくわけだが、
そのあたりは大映ドラマらしさ全開。

真犯人もアンタかよ、おいおい。
でもそれなりに納得しちゃうんだなこれが。

まあこういう力技ドラマってのも大事ですわな。

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