刑事コロンボ45「策謀の結末」を久々に観る

1978年製作のシリーズ第45弾。
11年後の1989年に「新・刑事コロンボ」が
スタートするまでの最終作である。

あらすじ

アイルランド出身の作家、ジョー・デブリン(クライブ・レビル)。
彼はIRAのメンバーだった。

彼は表向きの顔を使って、北アイルランドで暴力に
巻き込まれた人を救済するための募金活動に精を出していた。

その活動には大会社の社長とその息子ジョージも協力。
しかし、彼らもまたIRAのメンバーで
募金と偽って集めた金で武器を買い、アイルランドに送っていた。

ある日、デブリンのサイン会にポーリーが現れる。
差し出された本にはIRAの合言葉が。

武器の密売人であるポーリーだが、
デブリンは彼が金だけ奪って国外逃亡を図っているのが見えていた。

裏切り者のポーリーをデブリンは射殺。
好物のアイリッシュ・ウイスキーの空き瓶を死体のそばに置く。

空き瓶に書かれていた意味合いの示すところは?
コロンボはデブリンの謀略を食い止められるのか?--という話。


感想

シリーズ最終作。
IRAといえば今でこそ和平合意ができ
分離独立した組織が残存しているといるものの静かなものだが
このドラマが制作されたころは世界でも名高いテロ組織だった。

この話に出てくるような募金もしとったわけだが
それも9・11以降はさすがになくなったと言われている。

最終作にふさわしい内容といえるかといえば何となく疑問。
そんなに悪い話ではないのでが、印象が薄いのよねえイマイチ。

「うわー、だまされた」みたいな切れ味鋭いトリックもないし。
コロンボとデブリンのやり取りは刑事コロンボらしくていいけど。
まあ、そういう話。

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