1973年製作のシリーズ第14弾。
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あらすじ
かつての大女優ノーラ(アン・バクスター)。
今ではたまに出るテレビしか仕事がない。
13年前にボート事故で夫を亡くしたノーラは
夫がスタジオ内に建ててくれた邸宅で暮らしていた。
オーナーのファロンが土地を買い取ろうとするのを断固拒否して。
ある日、ノーラは秘書のジーンが
ゴシップ専門コラムニストのジェリーと婚約したことを知る。
ジェリーに散在痛い目にあわされていたノーラは
彼の自宅に忍び込み車庫にガソリンを巻き、
車が帰ってきたところに火をつけジェリー殺害を企てる。
ところが車で帰ってきて焼死したのはジーンだった。
捜査にあたったコロンボがつかんだ真相とは?--という話。
感想
トリッキーな脚本が秀逸の名脚本家ジャクソン・ギリスの作品。
シリーズも続けば様々なパターンが出てくるが、
その被害者が本当に狙われたのかどうかという設定が妙。
推理ゲームの面白さを堪能できる作品といえる。
アン・バクスターといえば映画「イヴの総て」が有名。
コロンボとやり取りをするさまはさすがの貫禄。
ノーラがコロンボに新しいネクタイをあげるが
帰り際に「明日、結婚記念日なんですよ」と
もとの古いネクタイを返してもらうシーンが結構好き。
さりげないやりとりに二人の立場や性格がよく表れている。
こういう真ん中の創りをできるもの書きにならんとねえ。