1972年製作のシリーズ第13弾。
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あらすじ
舞台はロンドン。
カムバックの機会を狙う落ち目の俳優夫婦ニコラスとリリアン。
リリアンは色仕掛けで男爵をたらしこみ、
金を引き出して「マクベス」公演を実現する。
ところが開幕前夜、男爵が楽屋にだまされたと怒鳴り込む。
スポンサーを降りようとする男爵をなだめる2人だが、
リリアンの投げたクリームの瓶が当たり男爵は死亡。
2人は男爵の死体を彼の自宅に運び、転落死を偽装する。
その頃、コロンボは視察のためロンドンにいた。
接待役のダーク刑事が男爵の親類だったので現場に同行。
コロンボは男爵の死に疑問を持ち――という話。
感想
舞台がイギリスということで英国人俳優を多く起用。
しかし刑事コロンボの雰囲気を損なうことなく作られたいい作品。
執事役の人、印象に残るねえ。殺されるけど。
評価も高いのだが、なぜかピーター・フォーク本人は
気に入っていなかったとのこと。
要はコロンボをイギリスへ出張させるというアイデアが
テレビ局の考え付きそうな安易な考えと思っていたようだ。
日本に出張というアイデアもあったらしく、
実現していたら誰が出ていたのかと考えると興味深い。
まあシリーズものってそういう側面があっていいと思うんだけど。
邦題のタイトルもいいし。
「ロンドンの傘」確かにこの傘の存在が大きな意味を持ってくる。
刑事コロンボを語るうえで外せないエピソードではないかと。