刑事コロンボ25・名作「権力の墓穴」を久々に観る

1974年放送のシリーズ第25弾。
ラストのインパクトが素晴らしい中身の充実したエピソード。

あらすじ

警察署長代理のマークは友人コードウェルから相談を受ける。
浮気相手と会いに行こうとした妻を絞め殺したというのだ。

マークはコードウェルのアリバイ工作をし、
最近出没する強盗に殺された筋書きを立てる。

マークにはある思惑があった。
この機会に妻マーガレットを殺害し、
全ての罪を強盗に着せようと企てたのだ。

マークは入浴中のマーガレットを湯船に沈めて殺し
コードウェルを脅迫して協力させまんまと完全犯罪に成功。

だが、コロンボはマーガレットの死に疑問を抱く。
なぜプールで死んでいたはずの彼女の肺から
石鹼水が検出されたのか?

自分の上司であるマークにコロンボが仕掛けた罠とは?--という話。


感想

いつ見ても抜群に面白い。
ミステリの楽しみ方というのは人それぞれだが
自分にとってはラストの切れ味がかなり大事。
「やられた!」という爽快感がたまらない。

そういう点でこの「権力の墓穴」は
二枚のドガの絵」「逆転の構図」と並んで
初見の時、やられた感満載の作品だった。

いかにも警察の上司にいそうなリチャード・キリーと
こんな人いたら首だろうピーター・フォークの対比が素晴らしい。
あと嫁にぼやきまくる強盗の存在感もマル。

刑事コロンボを語る上で外せない一作。

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