1959年のイタリア映画。
監督・主演は名優ピエトロ・ジェルミ、
クラウディア・カルディナーレが出演している。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじ
鼻の下にチョビ髭を生やした刑事ピエトロ・ジェルミ。
雑多な人々が住むアパートでは空き巣の被害が増えていた。
ジェルミは隣の家のお手伝いクラウディアの恋人を取り調べるが、
彼には空き巣が入った時間のアリバイがあった。
ところが数日後にクラウディアの雇い主が惨殺される。
発見者は雇い主とは遠縁の医者。
ジェルミはこの医者と雇い主の夫を取り調べるが――という話。
感想
テーマ曲「死ぬほど愛して」が有名な作品。
ローマのスラム街とまでは言わんが裕福ではない地域の
人達の描写が生々しく、刑事たちのラフな感じも生活感抜群。
事件を丹念に紐解いていくうちに隠された真実が
明らかになっていくその過程が面白い。
イタリアらしいドキュメンタリータッチの映画といえる。
ラストシーンのクラウディアの走るシーンも有名だが
これって絶対金八先生の某シーンは参考にしてると思うんだよねえ。
(あの中島みゆきの「世情」が流れるシーンね)
わからんけどね。でもどっちも永遠に残る名シーンだと思う。