1976年公開の東映映画。
女必殺拳シリーズ第4弾であり最終作。
東映任侠映画で活躍した小沢茂弘監督最後の映画でもある。
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あらすじ
男よりも武道に熱中する西陣織物問屋の一人娘、中川菊(志穂美悦子)。
その彼女が麻薬取引に巻き込まれた沖縄出身の兄妹を救うべく、
麻薬Gメンの高木(渡瀬恒彦)と共に撮影所に巣くう巨悪と対決する話。
感想
アクションだけでなく人間関係のアヤのつけ方がわかりやすい。
副主演のミッチー・ラブといえば自分ら世代には「ジャッカー電撃隊」。
兄を殺されアクションで頑張っている。
志穂美悦子の京都弁がめちゃ可愛かったりする。
冒頭お見合いなんかしちゃったりしていつもの展開とはちと違う。
テーマソングや劇中歌もかっこいい。これ誰の歌なんだろ。
プロレスラーのサンダー杉山もいればチャンバラトリオ、田渕岩夫もいる。
斬られ役福本清三さんもいるし、河合伸旺さん、汐路章、田中浩さんと豪華。
撮影所の中での格闘シーンはなかなかの見せ場。
撮影所が麻薬組織でみんなグルみたいな感じなのは
この映画を最後にクビになり易者に転向した小沢監督の思いなのか。
麻薬Gメンといいながら片桐竜次さんの刀を奪って斬りまくる
十津川警部じゃなかった渡瀬恒彦さんの姿はもはやヤクザの殴り込み状態。
77分と短いながらもきっちりしてるところはしてる結構満足度の高い作品。