1972年の東映映画。
女番長シリーズ第3弾。
主演は毎度おなじみ杉本美樹、池玲子、
ゲストは岡八郎、鳳啓介・京唄子、あがた森魚、カシアス内藤。
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あらすじ
どういうわけか左胸に入れ墨を入れた杉本美樹ら新宿赤ヘル団。
新平家ブームに沸く京都にやってきて、観光客相手に荒稼ぎ。
で、毎度おなじみ地元のスケバンと対決。
タイマン勝負で勝つもののそれを認めない連中に囲まれる。
そこに登場、元総番・池玲子が仲裁に入る。
池玲子の兄はヤクザの幹部。
その兄から組長の情婦になることを強要され憎み合う。
いろいろありまして杉本美樹と恋愛関係になるボクサー。
そしてヤクザに殺されるボクサーの仇を討ちに。
なんとまあ東映任侠映画的展開。
いろいろな思いが交錯する中、最後の戦いが始まる――という話。
感想
タイトルは何なのさという気もするが
ゲリラ撮影のゲリラかいと思えるぐらい当時の京都が見られる。
「魔法使いチャッピー」の看板の前でキャットファイトなんてのは
ギャグ以外の何物でもないような。
あがた森魚の「赤色エレジー」を活かした悲恋もの(本人登場)、
兄弟愛、女同士の友情、エログロバイオレンス、コメディリリーフと
まあ娯楽映画の要素をひたすら詰め込んだ作品。
祇園祭間近というのもドラマに厚みをもたせている。
もっとも祇園祭側からすれば迷惑な話かもしれんが(笑)。