1977年にTBSで放送。全3回。
映画では映像化されていたがテレビドラマでは初だった。
原作には登場しない長門勇演じる日和警部の初登場作で、
これ以後古谷金田一と名コンビを組むことになる。
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言わずと知れた密室本格ミステリの代表作。
金田一耕助初登場作品でもある。
1975年にATGで映画が作られている。
中尾彬がジーパン姿で金田一耕助を演じている。
結構いい作品なんだけどねえ。
それはさておき初テレビドラマの話。
古谷・長門コンビの他は佐藤慶、荻島真一、淡島千景、
西崎みどり、草野大悟、内藤武敏、真木洋子など。
それから忘れてならない菅貫太郎さん。
日和警部の上司である県警本部長を演じている。
珍しく善人役でちょっとしか出てこんがインパクトはある。
今こういう役者さんが少ないのよねえ。
ま、この密室トリックが可能かどうかを考え出すと
全く楽しめない作品なんだなこれは。
なので血の因縁とか古い因習に満ち溢れた
怪奇的側面を楽しんで観ればいいのではないだろうか。
しかしまあ潔癖というかなんというか。
こんなんで死を選ばなきゃいけないのなら、
現代なんざほとんど死んでかなあかんのと違うかねえ。
旧家とか村の風景など映像京都の技術が光る。
こうした優秀な裏方の存在もシリーズヒットに繋がったんでしょうな。