1985年3月9日放送の第24弾。
原作は江戸川乱歩の「陰獣」。映画にもなってる。
原作には明智小五郎は出てこんのだが、
そんなこと言ってたらこのドラマは成り立たんわな。
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あらすじと感想
暗闇の中でパソコンに小説を書いている中尾彬。
パソコンの画面が時代を感じる。
声が怖いぞアキラ。この頃こういう役多いのよねこの人。
アキラの小説通りに冒頭で殺人が起きるのだが
意外とこんだけ早い段階で殺人が起きるのは珍しい。
死体とともにオープニング。
で、明智事務所にまいどおなじみ浪越警部登場。
その頃、明智くんは藤吉久美子に言われて健康診断。
……のはずが展覧会に行ってサボってやがる。
そこで出会うのが佳那晃子。
振り向いてチラ、振り向いてチラ。
ま、美人だからホイホイ依頼を引き受ける明智くん。
それからはまいどおなじみいつもの展開。
見どころと言えば根上淳に鞭で打たれて喘ぐ佳那晃子、
意味もなく裸で刺されている女、そしてSMクラブのようなデカダンス。
さらに極めつけは偉そうな根上淳の弱みがハゲ頭だったこと。
哀れなおっちゃんは車ではねられ、ハゲ頭をさらけ出すこととなる。
このシーンが死体なのになんとなくおかしい。
ラストで明智くんがパソコンの推理小説を完結させる終わり方は結構好き。
しかしまあ、こんだけ次々と人が死んでいけばそりゃ残った人間が犯人だろうよ。
人が死ぬ前に防ぐのが名探偵ってもんじゃねーのかとも思うのだが。
世の中予防医学真っ盛りだし。
いっそのこと犯罪を未然に防ぎまくる探偵なんてのを書いてみるのも面白いかも。
どうやったら書けんのかわからんが。