1961年公開の東映映画。
正確にはニュー東映の映画だけど。
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あらすじ
米軍基地の現金強奪を企む丹波哲郎。
計画を実行するべく仲間をアジトに集める。
黒人兵トム、春日俊二、不良アメリカ人夫婦、
久保菜穂子に曽根晴美。
そこに中原ひとみも加わり、いざ実行。
しかし彼らの行動を監視していたやくざ一家がからむわ、
裏切るやつも出てくるわで争奪戦の展開に。
果たして最後に生き残ったのは?--という話。
感想
人種問題などや在日米軍を取り巻く社会派の様相もあるが
アクションものとしても面白い。
ラストの銃撃戦はなかなか楽しめる。
この頃は日本でもギャング映画があったんですな。
「戦後の日本でこんなこと考えついたやつは俺しかいないだろう」
とのお言葉を発する丹波哲郎ははまり役。
ピストル持ってヘラヘラしてる中原ひとみもなんか似合う。
著書によれば不良外国人夫婦はど素人らしい。
まあのどかな時代ですな。
この頃から手持ちキャメラで映像やってんだな。
それが後の「仁義なき戦い」でも活きてきたんだろうねえ。
2週間で撮ったらしいからまあ馬力というのは恐ろしい。
封切りに間に合わせりゃそれでいいということで
作られた作品みたいだけど、現在からすりゃうらやましいわね。