1965年の大映映画。
「若親分」シリーズの第1弾。
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あらすじ
時は日露戦争終結の頃。
め組じゃなかった南条組の親分辰五郎が何者かに殺害される。
悲しみにくれる葬儀に、海軍少尉の息子・武(市川雷蔵)が現れる。
母親(原泉)は父は生前俺が死んでも連絡するなと言っていたと告げる。
武は海軍少尉の道を投げ捨て、故郷に帰り跡目を継ぐ。
そして妨害を受けながらも一歩ずつ前へ進むが――という話。
感想
ザ・オーソドックス。
まあ東映の任侠映画がヒットしたからそれにあやかりたかったんだろうけど、
やっぱり市川雷蔵には時代劇の方が合うわいね。
品がよすぎるというかね、若親分ってそのまんまのタイトルだけど、うーん。
軍服姿は似合うといえば似合うし、そうでないといえばそうでないし。
成田三樹夫さんや山田吾一さんも若い。
佐藤慶さんはやはりここでも悪役だった。
三波春夫さんの浪花節はさすがだし。
跡目相続のとこなんてすんなり行き過ぎかな。
葬式に帰ってくんなといったおっかさんが、跡目を継ぐことには何の反対もせず
夫の墓前で「カエルの子はカエルですねえ」なんてのんきなこと言っとる場合か。
この頃市川雷蔵って何歳なんかな。
亡くなったのが37歳だから、34~35ってとこか。
この人が生きていれば大映映画ももう少しもったんだろうけど。
しかしそうなるとスタッフの流出もなく、テレビ時代劇の歴史も変わったかもしれんし。
どこでどうなるかわかりませんな。