1992年刊行の歴史小説。1994年に市川崑監督、高倉健主演で映画化。公開当時、観に行ったなあ。あらすじ赤穂藩廃絶後、さまざまな策略を講じいよいよ吉良討伐のために江戸へ向かった大石内蔵助とその一行。ところが、藤沢の宿で吉良邸の絵図面を見た時、合戦用の城砦に屋敷が化していることに一同は驚く。「敵もよう考えるのう」そう言って内蔵助は笑った。米沢藩上杉家江戸家老・色部又四郎、千坂兵部、そして柳沢吉保との
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もともとは1978年に刊行された「墓場からのメッセージ」を改題した作品。1985年に土曜ワイド劇場で『美しい妻の完全犯罪』でテレビドラマ化。出演は松尾嘉代、かたせ梨乃、中山仁、原田大二郎、結城美栄子など。なんとなく観てみたい気はする。あらすじ美貌の社長夫人・万里子。何不自由ない生活ではあったが、夫の石黒は不倫中。それだけならまだしも、離婚を迫る石黒に万里子のストレスは頂点に。二人の仲良かったころを
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1985年出版の吉敷刑事シリーズ第3弾。2008年にTBSでテレビドラマ化。主演はとーぜん鹿賀丈史。通子は余貴美子。ま、似合うっちゃ似合いそう。観てないけど。あらすじあと数日で一年が終わろうとしている時、別れた妻・通子から吉敷刑事に5年ぶりに電話が。ただ声が聞きたかったの、というだけで電話は切れるが吉敷は一目会いたいと通子が乗るはずだった青森行き『ゆうづる九号』を見送りに。確かに乗っている通子の姿
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1987年出版の吉敷刑事シリーズ第7弾。2006年にTBSでテレビドラマ化。あらすじ新宿駅西口でバス放火事件が発生。逃げ出した乗客・佐々木がタクシーに撥ねられて死亡。佐々木は息子の大学受験の付き添いで鹿児島から上京していた。警視庁捜査一課の吉敷刑事は佐々木の行動、妻と息子の反応に不可解なものを感じる。そしてバス放火犯と思しき人物を逮捕するが、男は放火は佐々木に頼まれたものだと謎の供述。事件の根は鹿
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1986年出版の誘拐ミステリ。1994年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。タイトルは「消えた身代金」。主演は宮崎ますみ、渡辺裕之。金沢碧、緒形幹太、織本順吉などが出演。あらすじ売れないプロ歌手の卵である千秋とピアニストの要之助。二人の夢はレコードを出版することだ。しかし、千秋の父で警察署長の近石は二人の交際が気に入らない。邪魔をするわけではないが、千秋が遅く帰ってきたりすると大変。そんなある日、千
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1976年出版の医学ミステリ。1983年に放送された火曜サスペンス劇場の原作。テレビドラマ化の際のタイトルは「天使の復讐」。出演は志穂美悦子、沖雅也、北村総一朗などなかなか豪華だった。あらすじ深夜、松岡医院院長夫人・柳子は夫の情事を目撃。翌朝、自分のベッドで夫の死体を発見した柳子は自分が殺したと思い込み、逮捕される。柳子の弟で勤務医の徹夫は何者かに嵌められたのではないかと疑う。やがて、同じ地区内の
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1995年出版の講談社漫画文庫版。全3回。もともとは原作が出た当時、週刊チャンピオンに連載されたもの。原作はもちろん小松左京。第1回の巻末には原作者のあとがきがある。「阪神大震災に遭遇して」との内容。あらすじ19××年7月26日に起きた伊豆天城山の噴火。相模湾南西部を震源とした地震が原因だったが、この背景には恐ろしい真実が隠されていた。地震予知が不可能とされる中、異端児の学者・田所博士は警鐘を鳴ら
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1984年出版の長編ミステリ。吉敷竹史シリーズの記念すべき第1弾。本格ミステリ×トラベルミステリという内容。1986年、2004年と2回テレビドラマ化されている。あらすじ警視庁捜査一課殺人班の吉敷竹史刑事。耳が隠れるぐらいの長髪で二重瞼、鼻筋は高く通り長身。混血のファッションモデルのような風貌の彼は、とても刑事には見えない。その吉敷刑事が手掛けた奇妙な事件。豪華マンションに住む若い女性が浴室で死体
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1961年初版の本格推理小説。1961・1977・2005年と3回テレビドラマ化。あらすじ傷害致死で服役し、仮釈放された男が殺された。殺害現場は従姉妹のピアノ教師の家。ちょうど上田署の木曽刑事が妻・杉子と一人娘のクミ子を通わすか通わさないかで今朝言い争いしたばかりの音楽教室だった。しかも殺されたのは木曽が上田署に転勤して初めて捕まえた男・須賀で従姉妹の木崎江津子が真っ先に疑われた。江津子は未亡人で
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1988年出版の長編ミステリ。信濃のコロンボこと竹村岩男警部シリーズの一冊。2000、2004、2017、2020年と4回テレビドラマ化。あらすじ信濃追分で特徴のある人形や小物を売る土産店経営者の丸岡一枝。ある冬の朝、新聞配達員が扉を叩く音が聞こえた。おかしいと思って聞くと、家の前で人が死んでいるというのだ。通報を聞いて駆けつけたのは信濃のコロンボの異名を取る竹村警部。竹村は一枝が飼っている犬・コ
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