1987年出版の作品。
1994年に土曜ワイド劇場、2002年にTBSでテレビドラマ化。
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あらすじ
北海道・釧路の親戚の家に遊びに行った亀井刑事一家。
ところが、息子の健一が特急「おおぞら9号」で誘拐される。
亀井は翌朝犯人からの指示で「おおぞら6号」に乗る。
そこで亀井は犯人から指定された
睡眠薬入りのジュースを飲み意識を失う。
気が付いた時は血まみれのナイフが
手にあり、近くには男女2人の刺殺体。
弁解の余地なく道警に亀井は逮捕されてしまい留置所に。
亀井を救うべく、十津川警部たちは北海道へ。
誰が亀井を陥れたのか? 捜査するうちに
十津川たちは亀井が以前に逮捕した女性が
出所後自殺していたことを探り当てるが――という話。
感想
誘拐もの×巻き込まれ型サスペンスという感じ。
最後の方では亀井刑事を執拗に狙う
銃口の行方がサスペンスを盛り上げる。
土曜ワイド劇場版では無実の罪で逮捕されるのは西本刑事。
誘拐されるのは西本の姪の岩崎ひろみ。
そういう役が似合うぜ森本レオ。
やはりキンキンは捜査する側に回って目立ちたかったのか。
原作に忠実なのはTBS版。
伊東四朗が無実の罪で捕らわれる。
事件に関わる謎の女は自殺した女性とよく似ているという設定。
一人二役を両ドラマともにやっていて、
前者が鳥越マリ、後者が青田典子。
まあどっちもどっち。
ただその女のことを両作とも亀井が
思い出すという風になっているが、原作ではそれはなかったと思う。
なんやかんやでエンターテインメント性のある作品。