1990年出版の作品。
1995年と2012年に土曜ワイド劇場で映像化。
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あらすじ
自殺を図るため福井の東尋坊に向かった男、佐々木。
ところが「スーパー雷鳥3号」の車内で、池辺興産社長の毒殺に遭遇。
池辺から託された手紙には、
復讐の依頼と自分の命を狙う疑いのある人物リストが。
池辺の妻、その兄、副社長、顧問弁護士――。
突然のことに戸惑う佐々木に謎の女が接近。
怪しい男に命を狙われる中、
義憤心にかられた佐々木は事件の捜査に乗り出した
十津川警部たちを欺いて調べを進めようとする。
だが、池辺の手紙にあった疑惑の人物が
一人また一人と殺されていく――という話。
感想
土曜ワイド劇場で2度映像化されている作品。
1度目は「スーパービュー踊り子号殺意の旅」、
2度目は「スーパービュー踊り子連続殺人」のタイトル。
まあ映像化しやすいといえばしやすい。
1度目の時はまだ三橋・愛川コンビの時代。
内容はほぼほぼ原作通りだが、殺害の動機に原作にはない味付けが。
この作品の場合はより動機が明確になっていいのでは。
2度目の場合は高橋・愛川コンビに代わっている。
池辺の死体の第一発見者は佐々木だが、
十津川・亀井コンビも出張のため列車に乗っている。
まあなんと都合のいい話。
列車はどちらも「スーパービュー踊り子号」に変更。
そんなに東京発じゃないと都合が悪いのか。
東尋坊はどこへやら。昔はラストでやたら飛び込んでいたが。
ま、そんな感じの作品。