西村京太郎108「特急『あずさ』殺人事件」を読む

1986年出版の作品。
2006年にTBSで映像化。

あらすじ

十津川警部の部下、日下刑事に電話してきた元恋人の川合けい子。
一方的に関係を切られた日下だが、待ち合わせの場所に出かける。
相談の内容は「あずさ7号」で一緒に松本まで行った、と証言してほしいというもの。
刑事の自分にそんなことできるわけがない、と断った日下刑事だが釈然としない。
そんな時、謎の男から電話が。
内容はけい子に頼まれた「あずさ7号」の話そのものだった。
嘘がつけない日下を最初からバカにしているかのような電話の男。
そして、けい子が絞殺死体で発見された。

十津川は「あずさ7号」でアリバイが成立する事件を調査して
2件の事件のどちらかではないかとあたりをつける。
その1つである現金強奪事件に着目するが、共犯者と見られた銀行員が殺害される。
さらに事件に関わったと思われる人物の連続殺人が。
十津川たちは福岡で起きた同類の事件の存在を知り、
事件を起こした連中を次々と襲っているチームの存在を探り当てるが――という話。


感想

女難の相があると思われる日下刑事、またまた巻き込まれるの巻。
映像化に際しては真犯人の設定がかなり異なっている。
まあ動機に関してはほぼほぼ同じで、職業設定も似て非なるものなのだが。
また、電話をかけてこられる女難の人物は映像作品では西本刑事。
人間関係も映像化作品ではかなり異なるし、
事件のアヤというかそのあたりも全然違う。
原作のままの方が面白いと思うのだが。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る