1986年出版の作品。
2006年にTBSで映像化。
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あらすじ
十津川警部の部下、日下刑事に電話してきた元恋人の川合けい子。
一方的に関係を切られた日下だが、待ち合わせの場所に出かける。
相談の内容は「あずさ7号」で一緒に松本まで行った、と証言してほしいというもの。
刑事の自分にそんなことできるわけがない、と断った日下刑事だが釈然としない。
そんな時、謎の男から電話が。
内容はけい子に頼まれた「あずさ7号」の話そのものだった。
嘘がつけない日下を最初からバカにしているかのような電話の男。
そして、けい子が絞殺死体で発見された。
十津川は「あずさ7号」でアリバイが成立する事件を調査して
2件の事件のどちらかではないかとあたりをつける。
その1つである現金強奪事件に着目するが、共犯者と見られた銀行員が殺害される。
さらに事件に関わったと思われる人物の連続殺人が。
十津川たちは福岡で起きた同類の事件の存在を知り、
事件を起こした連中を次々と襲っているチームの存在を探り当てるが――という話。
感想
女難の相があると思われる日下刑事、またまた巻き込まれるの巻。
映像化に際しては真犯人の設定がかなり異なっている。
まあ動機に関してはほぼほぼ同じで、職業設定も似て非なるものなのだが。
また、電話をかけてこられる女難の人物は映像作品では西本刑事。
人間関係も映像化作品ではかなり異なるし、
事件のアヤというかそのあたりも全然違う。
原作のままの方が面白いと思うのだが。