1983年初出の作品。
映像化はまだなし。
トラベルミステリーだが十津川・亀井が
一切出てこない珍しい作品。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
私立探偵の日高は会社で知り合った亜木子と結婚。
彼女が行きたいと言った宮崎県高千穂に新婚旅行。
ところが、亜木子が高千穂線の車中で突如失踪。
日高は彼女の行方を捜すが、一向に見つからない。
東京に戻ると自分とよく似たケースの依頼を引き受ける。
こちらは夫が失踪しているかたちだ。
依頼者である由美子とともに寝台特急「出雲1号」に乗り込む。
しかし、若い男に殴られ失神。
さらにその男が列車内で死体で発見され日高は容疑者に。
やっと釈放され列車に乗ったものの由美子が毒殺されかかる。
いったい誰がこのようなことを?
そして亜木子はなぜ日高の前から姿を消したのか?
調査する日高に更なる試練が待ち受けていた――という話。
感想
独特の雰囲気がある幻想ミステリみたいな感じ。
神話とか風習とか嫌いな人にとっては
なんのこっちゃらわからんかも。
自分もどちらかといえばわからん。
十津川・亀井コンビが出てこない
トラベルミステリは新鮮味はあるけど。
結末はこれでいいのかいなと思うが
そのあたりは単発作品ならではか。
好みが分かれそうな作品。