西村京太郎72「神話列車殺人事件」を読む

1983年初出の作品。

映像化はまだなし。

トラベルミステリーだが十津川・亀井が

一切出てこない珍しい作品。

私立探偵の日高は会社で知り合った亜木子と結婚。

彼女が行きたいと言った宮崎県高千穂に新婚旅行。

ところが、亜木子が高千穂線の車中で突如失踪。

日高は彼女の行方を捜すが、一向に見つからない。

東京に戻ると自分とよく似たケースの依頼を引き受ける。

こちらは夫が失踪しているかたちだ。

依頼者である由美子とともに寝台特急「出雲1号」に乗り込む。

しかし、若い男に殴られ失神。

さらにその男が列車内で死体で発見され日高は容疑者に。

やっと釈放され列車に乗ったものの由美子が毒殺されかかる。

いったい誰がこのようなことを?

そして亜木子はなぜ日高の前から姿を消したのか?

調査する日高に更なる試練が待ち受けていた――という話。

 

感想

独特の雰囲気がある幻想ミステリみたいな感じ。

神話とか風習とか嫌いな人にとっては

なんのこっちゃらわからんかも。

自分もどちらかといえばわからん。

十津川・亀井コンビが出てこない

トラベルミステリは新鮮味はあるけど。

結末はこれでいいのかいなと思うが

そのあたりは単発作品ならではか。

好みが分かれそうな作品。

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