2009年初出の作品。
2012年にフジの十津川捜査班シリーズで
「鎌倉電鉄殺人事件」として映像化。
同年月曜の渡瀬恒彦のシリーズで似たような
タイトルで映像化作品があるが
こちらの原作は「湘南アイデンティティ」。
となっているけどそれもまた違う気がする。
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渋谷のマンションで大学生が毒殺された。
現場にはおもちゃの江ノ電が残され「2」の数字が。
十津川と亀井は鎌倉に向かう。
すると翌日、江ノ電で女性の轢殺死体が。
しかし、女性は轢かれる前に絞殺されていた。
その後、鎌倉駅に投げ入れられた女性の
ハンドバックからはまたも江ノ電のおもちゃが。
果たして何者の仕業なのか?
鎌倉在住の画家に奇妙な依頼が届く中、
2つの事件に隠された謎に十津川警部が挑む――。
フジで映像化された際は被害者の大学生は無職の中年。
しかも毒殺じゃなく焼死体。かわいそう。
奇妙な依頼をされる画家も登場しないし
登場人物の人間関係も異なる点が多い。
特に江ノ電と競争をして自転車を走らせた
人物の取り扱い方が全く違う。
そこって犯人の動機で重要なんだけど。
わけのわからんサーファー集団なんて
原作ではかけらも出てこんぞ。
こうなると原作もへちまもあったもんではない。
ま、原作は原作でどうよってとこあるけど。
なんか動機がイマイチ理解できない話。
まあある意味現代的ではあるけど。