西村京太郎41「イブが死んだ夜」を読む

1978年初出の作品。
この1か月前一世を風靡する
トラベルミステリー第1弾「寝台特急殺人事件」が刊行されている。

2009年にTBSで十津川警部シリーズ第42弾「九州ひなの国殺人ルート」としてテレビドラマ化。

イヴが死んだ夜 (角川文庫)
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あらすじ

浅草寺境内で発見された若い女性の全裸死体。彼女の太腿には薔薇の入れ墨が。
捜査の結果、彼女は岐阜市内の旧家の長女らしいことがわかり十津川警部は岐阜に飛ぶ。

確かに彼女は3年前に家出した良家の娘だったが、家族はもとより周辺の人間は固く口を閉ざす。

彼女はイブと呼ばれていた。
空白の3年間に何があったのか?

捜査が難航する中、第2の殺人が起こり事件の陰に十津川の婚約者の存在が浮上。
苦悩する十津川警部に明日はあるのか? そして事件の真相とは――という話。


感想

一つ事件が進めば新たな困難にぶつかるというミステリーの醍醐味が味わえる作品。
ただこの作品の十津川警部は女性からはひんしゅくをかいそうな気もする。

結構暗い話でもある。しかしそういう点を差し引いてもいい作品。

寝台特急殺人事件」がバカ売れし
トラベルミステリー旋風が吹き荒れていく時代の中書かれた
あまり知られていない作品だが隠れた傑作だと思う。

映像化ではなぜだか岐阜ではなく大分県日田市。
藤谷美紀扮するフリーライターまでいるおまけつき。

ま、それはそれでありだけど。

普通にトラベルミステリーにするにはもったいない原作。

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