1990年刊行の名探偵キャサリンシリーズ。
同年火曜ミステリー劇場(懐かし)でテレビドラマ化。
タイトルは『京都・バリ島婚約旅行殺人事件』だった。
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あらすじ
歴史ある織物の断片、いわゆる「古代裂れ」に
夢中の我らが名探偵キャサリン。
恋人の浜口一郎は相変わらず振り回されっぱなしだが、
古代裂れのルーツを求めてのバリ島への旅に同行することに。
そこには京都の織物業界の5人のライバルも参加していた。
当然、デートどころの騒ぎではなく第1・第2の殺人が巻き起こる。
予定を繰り上げ京都に戻ってやれやれ・・・
と思ってる暇はなく、第3の殺人が起こることに。
しかも密室。複数の容疑者がいる中、果たして犯人は誰か――という話。
感想
キャサリンと浜口の間で見解が分かれるなど、
結構最後まで犯人が分からず引っ張り方が上手い。
何の世界でも簡単なものほど難しいと言われるが、
ミステリもオーソドックスなものほどテクニックが要求される。
観てないからわからないけど
ドラマ化の際はキャサリンシリーズというわけではなく、
雑誌記者の星野知子さんと婚約者の田村亮さんの話みたい。
狩谷警部はなんと元・オックスで叶刑事の夏夕介さんのようで。
火曜ミステリー劇場が放送されている頃はバブル絶頂期だったし、
第1次2時間サスペンスブームというか、そういう時代でしたな。
平成に入りたての頃はそんな感じだったのだ。
令和が始まった今日とは隔世の感がありますなあ・・・
変わらないのはオレに金がないということぐらいだ(笑)
はたらけどはたらけど猶
わが生活楽にならざり
ぢっと手を見るby石川啄木。
まあそんなに働いてるとも言えなければ
見ているのはパソコンの画面ばっかりだけど。
やだやだ。宝くじでも当たんねえかなあ。