ドラマ原作・黒川博行「二度のお別れ」を読む

1983年の第1回サントリーミステリー大賞佳作受賞作。
1985年に連ドラ化、2005年に単発ドラマ化されている。

あらすじ

大手銀行の新大阪支店で強盗事件が発生。
現金400万が奪われ、撃たれた鉄工所経営者・柿沼が連れ去られた。

その後、犯人は人質の身代金として1億円を要求。
柿沼の小指が送られてきて、捜査本部が騒然とする中、
黒田刑事とマメちゃんこと亀田刑事は犯人逮捕に知恵を絞る。

巧妙に金の受け取りを企む犯人と刑事たちの対決の行方は――という話。


感想

私たちが子どもの頃衝撃を受けた
三菱銀行事件やグリコ・森永事件などを思い出す。

正直、誘拐の真相というかトリックに関しては
たぶんこうなんじゃないかなあと予想はつく。
でもやりとりだったり、金の受け渡しに関するスリルはさすが。

よく知ってる場所で、関西弁だからさらにピンとくるというか。
でも、この当時はさておき、
世間の人が思ってるほど関西人って関西弁バリバリってことはない。

だいたい自分からして生まれてこのかた、
「おおきに」という言葉を使ったことがない。
もっとも違う土地に行けば関西人とすぐわかるらしいのだが。

青森に行った時なんざ「関西人は人を騙す」とまで言われた。
誰や、関西人の評判を下げてるやつは(笑)

結構、関西弁の唄は嫌いって関西人はおる。
また、関西弁は読みにくいと言われるが
あんだけ京都を舞台にしたミステリがあるのに、
それを読みにくいと表現されることはあまりない。

そのあたり何か不思議。
ドラマは観たことないので、機会があれば比べてみたい。

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