1987年出版の本格ミステリ。
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あらすじ
数百億円の財産と大企業徳永興産の実験を持つ
女主人・徳永志保。
ところが、武蔵野にある豪邸“土筆庵”で何者かに殺害される。
しかも、志保が殺されたのは密室状態の部屋。
容疑者は一癖も二癖もある相続人全員。
遺産と会社の実権を狙いそれぞれの思惑が渦巻く中、
さらなる密室殺人が巻き起こる。
そして捜査に当たっていた女刑事までもが
土筆庵で密室状態で殺害された。
いったい犯人は誰なのか?
4つの密室殺人が絡み合い事件の真相が明らかになる――という話。
感想
面白い。
登場人物が結構多いので少々ややこしいが、
「おっ」とか「おお!」とか驚きがあるのがいい。
なんちゅうても捜査を中心に回していた女刑事・鮎川阿加子が
犯人の罠にはまっていきなり殺される中盤からの展開が素晴らしい。
そんなのあり?とびっくり。
謎の回収もなるほどなあと。
ピーナッツ嫌いとかそこで出てくるんかいみたいな。
テレビドラマ化はないんだよねえ、たぶん。
面白いのにねえ。一回ぐらいやっててもよさそうなもんだけど。
知らなかった話で面白い作品見つけると気分がいいやね。