和久峻三「東京インフェルノ」を読む

閉店セールで買い込んだうちの一冊、和久峻三の「東京インフェルノ」を読む。
映画「タワーリング・インフェルノ」をすぐさま連想したが、関連性は全くない(当たり前か)。

「屈強な主人公が漆黒の御前崎海岸で一人の女性を救出する。
全国に膨大な信者を持つ新興宗教の教祖が発した
東海・関東大地震の予言は現実になりそうな予感があった。
東京サミットを数日後に控える中、気象庁地震観測室のデータに兆候が現れていたのである。

緊急に閣僚や専門家が招集されるが、
内閣から警戒宣言が発令される前に
何者かがテレビを通じ偽情報を流したのだ! 
世間がパニックに陥る中、傷ついた主人公が
ひとり闇にうごめく巨悪に挑むハードボイルド」という内容。

まあなんちゅうかオモロい。

法廷ミステリ専門家的扱いを受けてる著者の
うっ憤を晴らしたい思いが痛快なストーリーとして生きている感じがする。

ちょっと後半無理ねえかという気がせんでもないが、
映像化したら面白そうな作品である。

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