1983年発表の鬼貫警部もの。
1993年火曜サスペンス劇場で映像化。
大地康雄主演で人気を博したシリーズ第1弾だった。
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あらすじ
公園で発見された射殺死体。
男がかけていたベンチは「死びとの座」と呼ばれていた。
殺されたのは芸能人のミッキー中野。
ジャッキー上野のものまねで有名になっていた。
捜査陣は次々に出現する容疑者に困惑しかない。
ルポライターからスチュワーデス、同業者など。
北へ西へ向かう捜査陣。
アリバイをやっと崩した時、鬼貫警部の推理は――という話。
感想
火曜サスペンス劇場で長く続いた
鬼貫警部シリーズ記念すべき第1作目の原作。
なんでこれが選ばれたのかよくわからんが、
出版が比較的新しかったからなのかな。
ドラマでは鬼貫の家族が出てくるが、原作では出てこない。
なんせ肝心の鬼貫本人が後半だもの、出てくるの。
左時枝さんのお母さん役が絶妙によかったな。
夫の糖尿病を心配するあまり普段は厳しいのだが
「一杯だけ」と言いながら酒くれるシーンとか。
もっとも第1作目は鬼貫警部が要求しているけど。
しかし、ラストにはプリンを出してくれる。
このプリンが大事なんだな。
メイントリックというか大枠は原作を踏襲している感じ。
被害者は男性から女性に変更。
そっくりさんなのは変わらず。
演じているのは香坂みゆき。やっぱり綺麗。
原作、ドラマそれぞれに味があるというのはいいね。