1982年の文庫版。
高校時代にこれでもかと読みまくった思い出の小説。
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あらすじ
幼馴染の手塚と阿木は大学のラグビー部。
大財閥の息子でラグビー留学から帰ってきた阿木に対して、
手塚はその家に住み込みで働く運転手が父の仕事だった。
立場がずいぶん違う二人だったが、不思議とウマが合っていた。
大学生活があと半年と迫った時、これまでともに歩んできた道から
それぞれの道が始まってしまう。
二人はそれぞれの思いを抱えて最後の大会に臨む。
決して強豪とは言えないチームだが、二人の思いを乗せて勝ち進む。
ノーサイドの笛が鳴れば二人の青春が終わりを告げる。
激闘の末に二人がつかんだものとは――という話。
感想
今読んでも昔と変わらないグッとくる感情。
スポーツと友情、そして恋。
青春ラブストーリーの王道はいつの時代も変わらない。
ロスタイムで逆転のゴールを蹴る手塚のシーンの描写は
いつ読んでもめちゃくちゃ素晴らしい。
こういうスポーツ小説が書きたい。