死神シリーズ4・西村寿行「鷲の巣」を読む

1985年初出の死神シリーズ第4弾。
バイオレンスコンビの中郷・伊能に加え、
いじられキャラの飛竜組の親分・伊造などが登場。

あらすじ

元警視庁公安特科隊長だった中郷と伊能。
世界を飛び回り国際テロ組織を3度殲滅し死神と呼ばれた彼ら。

今はクルーザーで遊びまくる日々だったが、
彼らに平穏な日々など訪れようはずもない。

焼津沖で若い女を外国に売り飛ばす勢力を
ウォーミングアップ代わりにぶっつぶした後、
またまた警察庁長官が二人のもとを訪れる。

今度の依頼は大西洋上でシージャックされた豪華客船の奪還。
3億という報酬にぶつくさ言いながらも旅立つ二人。
そこに中郷と伊能のおかげで静岡一の親分にのし上がった
通称人斬り伊造たちも合流し――という話。


感想

相変わらずぶっ飛んだ話のオンパレード。
ここまで来ると口をあんぐりあけて面白がるしかない。

事実、面白い。

新キャラの伊造と吉良がまた面白い。
コメディチックでもあるが、こんな人いるなと感じてしまう。

ちょっとしか出てこないがコンラッド提督もいいキャラしてる。
やっぱりシリーズものってキャラ大事。

もちろん中郷と伊能は相変わらず。
死神ぶりに拍車がかかり、もはやアル中サイボーグというか
人間離れしすぎだろおいおい、って気もする。

でも感情移入できるのよねえ、不思議と。

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