2016年出版の作品。
思い出深い80年代パ・リーグの話が満載。
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まあたいがいテレビで話尽くされている感もあるが
活字になるとこれはまたこれで味がある。
自分が最初にプロ野球を観たのが日生球場だったこともあり
本に出てくる当時のパ・リーグはリアルタイムで観てたから
馴染みやすい内容だった。
観ても読んでもおもろいのは
やっぱりトレーバーの顔面をロッテの金田監督がキックするところ。
2回蹴られるかね、しかし。
さらに「キャ~ネダ~!」と叫ぶところがまたおもろい。
「カネダ!」じゃなく「キャネダー!」だから素晴らしい。
このあたりの表現力がいい。
日生球場なんて普通のライナーがホームランになってたもんなあ。
日ハム時代の江夏豊投手を間近に観たのもここだった。
きつねうどんか天ぷらうどんか忘れたけど300円ぐらいだったような。
夏の高校野球の予選の方がよう観客入ってたし。
そっちの方がテレビ中継されたりするし(笑)
しかし近鉄は鈴木啓二、ロッテは有藤通世が監督になったとたん
暗黒時代に突入するわけだが、そうなった理由もよくわかりますな。
10・19は自分誕生日なんでケーキ食いながらずっと見てた。
あの時放送を続けた朝日放送の英断は素晴らしかった。
いまあんなことようせんのと違うかねえ。
そして翌年の優勝。感動したなあ。
当時巨人ファンだったけど日本シリーズは近鉄応援してた。
近鉄もハルカス建てたりする情熱あるなら
球団に金かけといたらよかったのに。日本一になれずじまい。
エピソードばかりに目が行きがちだが、
野球界へのいろいろな提言もあったり盛りだくさんの内容。