2004年出版のシリーズ第5弾。
もっとも4つは長編で、1つが短編集。
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あらすじ
大みそかの朝、沢崎のもとを訪ねた若い女。
名前は伊吹啓子。
彼女は銀行強盗を自首した父の無実の証明を依頼。
沢崎は彼女を父親が拘留されている新宿署に送る。
ところがそこで、狙撃事件に巻き込まれてしまう。
放たれたのは二発の銃弾。
一発は護送されていた啓子の父親に、
もう一発は彼をかばった刑事に命中した。
狙われたのは啓子の父親なのか、それとも別人か。
事件は思わぬ展開を見せ始める――という話。
感想
シリーズ第5弾というよりは
前作から9年も空いているので新シリーズと言えるかも。
もっとも次作はここからさらに14年開くのだが。
うーん、何だろ面白いんだけどごちゃごちゃしすぎのような。
もっとシンプルでもよかったんじゃないかねえ。
特にとある男女はなんなんだ?という気がする。
ハードボイルドってシンプルなプロットが一番のような。
メインの話があってサイドがそこに絡む。
なんかこの話の場合、サイド同士の繋がりが希薄かなあと。
そういう意味で作品作りの参考になる一冊。