西村京太郎308「能登半島殺人事件」を読む

2000年出版の作品。
2001年土曜ワイド劇場で映像化。

あらすじ

十津川警部の妻・直子が何者かに誘拐された。
誘拐犯は連続殺人容疑者・石塚の釈放を要求。

直子が残した暗号から居所を割り出し
無事救出した十津川警部だが、石塚は釈放され行方不明。

大手企業のボンボン息子である石塚は
仲間と共に悪事を繰り返していた。
その仲間が一人また一人と殺されていく。

相変わらず石塚は行方不明。
事件の真相はどこにあるのか?
十津川警部がたどり着いた真実とは?--という話。


感想

出だしの展開が面白い。
ところがだんだんおかしくなってくる。

なぜかというとミスリードの仕方がひどい。
これ、こういう話だろとすぐにばれる。

したがって十津川警部たちがバカにしか見えない。
これはミステリとしてはなかなか致命的なことである。

そのあたり映像ではどういう風に消化しているのか
観てないから何とも言えないけれど
ゲストは吉本多香美、平泉成、甲本雅裕など。

まあこれで何となく想像はつく。
もうちょっとやりようがあったのではと思う惜しい作品。

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