2000年出版の作品。
2001年土曜ワイド劇場で映像化。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじ
十津川警部の妻・直子が何者かに誘拐された。
誘拐犯は連続殺人容疑者・石塚の釈放を要求。
直子が残した暗号から居所を割り出し
無事救出した十津川警部だが、石塚は釈放され行方不明。
大手企業のボンボン息子である石塚は
仲間と共に悪事を繰り返していた。
その仲間が一人また一人と殺されていく。
相変わらず石塚は行方不明。
事件の真相はどこにあるのか?
十津川警部がたどり着いた真実とは?--という話。
感想
出だしの展開が面白い。
ところがだんだんおかしくなってくる。
なぜかというとミスリードの仕方がひどい。
これ、こういう話だろとすぐにばれる。
したがって十津川警部たちがバカにしか見えない。
これはミステリとしてはなかなか致命的なことである。
そのあたり映像ではどういう風に消化しているのか
観てないから何とも言えないけれど
ゲストは吉本多香美、平泉成、甲本雅裕など。
まあこれで何となく想像はつく。
もうちょっとやりようがあったのではと思う惜しい作品。