1982年出版の無頼船シリーズ第2弾。
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あらすじ
東京で一人の老人が数人の男に襲われ死んだ。
通りがかった無頼船の乗組員・斯波に小さな袋を託して。
その中身は一個数億円はする幻の碧真珠だった。
これがきっかけで艦船覆没による保険金詐欺調査専門の
無頼船こと「孤北丸」のメンバーが再集結し、再び海へ。
目的地はニューギニア。
第二次世界大戦で日本軍が激闘を繰り広げた場所。
斯波たちはジャングルで襲われるなど、様々なピンチを切り抜け
ついに真実を掴むが、そこに待っていたものとは――という話。
感想
船がメインだから海洋アクションと思いきや
堂々たる反戦小説といっても差し支えない感じの内容。
アクションも盛りだくさんでエンターテインメント性も抜群。
しかし、どっからこんな内容調べてくるんやろ?
こういう方向に行くかと驚かされることが著者の小説には多い。
すげえなあ、こんなん書いてええんかと今回もびっくり。
どっからどこまで本当なんだろ。
なんやかんやといがみ合いながら結束している船員たちも魅力的。
元検事でメンバーの頭脳である斯波、キャプテンの包木が目立つ。
加えてヤンキー娘ジェーンも大活躍。
オヤジのあだ名はブロンコ。テリーファンクかあんたは。
しかし任務以外に舞い込んでくるトラブルが多すぎるだろ……