深作欣二30・東映映画「仁義なき戦い 代理戦争」を久々に観る

1973年公開の東映映画。仁義なき戦いシリーズの3番目にあたる。内容については説明の必要ないぐらいよく知られている話。前2作に出ていた菅原文太、金子信雄らに加え小林旭、加藤武も出てきて代理戦争、話し合いのシーンだらけ。よくまあこんな話がまとまるもんだと思うのだが脚本を書いた笠原和夫さん曰くこれが一番詰まったそうだ。そもそも最初は3部と4部「頂上作戦」を一つの映画にする予定だったらしい。ところが会社
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女必殺拳シリーズ2・東映映画「女必殺拳 危機一髪」を観る

1974年公開の東映映画。女必殺拳シリーズ第2弾。あらすじ凄腕の女ドラゴン・李紅竜(志保美悦子)。友人である王美麗の捜索を父親から依頼され日本へ。美麗は宝石密輸の運び屋をやらされていた。美麗や姉の白蘭たちを食い物にする悪の組織を倒すため紅竜の怒りの拳が炸裂する――てな話。感想まあ基本第1作とほぼ一緒の展開。兄弟はぶち殺されるし、わけのわからん使い手は出てきては紅竜に叩きのめされる展開。安岡力也さん
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東映時代劇映画「旗本退屈男 謎の蛇姫屋敷」を観る

1957年12月公開の東映時代劇映画。旗本退屈男シリーズ第22弾。どんだけやっとんのよ。あらすじ突然屋敷に飛び込んできた女を助けた早乙女主水之介(市川右太衛門)。何やら事件の匂いをかぎとった彼は、柳沢吉保(山形勲)が企む陰謀の存在を知る。徳川家を抹殺せんとの企みを果たして阻止することができるのか?--てな感じの話。感想霧島京弥に北大路欣也が扮し、親子共演が一つの見どころ。小太刀の名手、京弥に無理や
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伝説の集団時代劇映画「大殺陣」を久々に観る

1964年の東映時代劇映画。時代劇が下火になり、任侠路線への転換が行われている時代。「十三人の刺客」「十一人の侍」に続く集団時代劇3部作の最後。監督は工藤栄一、脚本は池上金男。主演は里見浩太朗、平幹二郎。あらすじ時は4代将軍家綱の治世。なんでも屋ではない妻の加代と幸せに暮らす神保平四郎(里見浩太朗)。ところが友人をかくまったと誤解され、謀反を企む一味として捕縛される。あげくに加代は切り殺され散々な
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東映時代劇映画「十七人の忍者 大血戦」を観る

1966年公開の東映映画。タイトルだけ見れば「十七人の忍者」の続編に思えるが関連性は全くない。俳優でかぶってるのはちょこちょこあるけど。DVDもなんも出てないんだよなあ。時は3代将軍家光が死んで、由井正雪の乱が鎮圧されたころ。紀州の殿さん(近衛十四郎)が秘かに鉄砲火薬集め将軍の座を狙っていた。「誰が好き勝手させるか、ボケ!」てなもんだ。この武器庫を甲賀忍者たち(南原さんリーダー、福本清三さんもいる
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志保美悦子主演映画「女必殺拳」を観る

1974年の東映映画。前年大ヒットしたブルース・リーの「燃えよドラゴン」を受けて製作されたのが見え見えの女ドラゴンシリーズ第1弾。だいたい劇中で女ドラゴンって言っちゃってるし(笑)あらすじと感想行方不明になった仮面ライダーV3じゃなかった万青(宮内洋)を追って日本にやってきた妹の紅竜(志保美悦子)。麻薬Gメンだった兄が探していたのは日本の密売組織。どうやら組織に捕らわれているらしいことがわかり紅竜
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松本清張映画「天城越え」を久々に観る

原作が発表されたのは1959年。1978年にNHKでドラマ化、1983年に松竹で映画化、1998年にTBSでドラマ化されている。ヒロインの移り変わりでいえば大谷直子→田中裕子→田中美佐子。あらすじ静岡で印刷屋を営む小野寺(平幹二郎)。ある日、一人の老人が彼を訪ねてきた。田島(渡瀬恒彦)と名乗るその老人は県警の嘱託。「天城山殺人事件」という調書の印刷を依頼しに来たのだが、小野寺はその原稿を見て激しい
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伝説のテレビ時代劇・三船敏郎主演「荒野の素浪人」を久々に観る

1972~1973、1974年に全104話で放送された作品。最初が第1シリーズ、次が第2シリーズみたいな感じ。あらすじと感想メインキャストは峠九十郎……言わずと知れた三船敏郎。椿三十郎の3倍強い。鮎香之介……衆議院議員じゃない大出俊。すっぽんの次郎吉……まだ夜明けの刑事じゃない坂上二郎。そこに第1シリーズは「さそり」のイメージはどこへやらおきゃんな感じの「からっ風のお文」梶芽衣子や、「濡れつばめの
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特攻秘話を映画化した「月光の夏」を久々に観る

1993年公開の映画。あらすじ佐賀県鳥栖市に住む吉岡公子(渡辺美佐子)。彼女はかつて教師として勤めた小学校の廃棄されることになったグランドピアノに思い出があった。時は太平洋戦争の末期。当時としては貴重なピアノの係をしていた公子(若村麻由美)。初夏のある日、彼女を二人の特攻隊員が訪れた。明日に迫った出撃の前にピアノをどうしても弾きたい、というのだ。音楽学校出身の隊員(永野典勝)はベートーベンの「月光
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森村誠一原作・角川映画「人間の証明」を久々に観る

1977年公開の角川映画。原作は森村誠一、当時「三村時代」と言われた3人のうちの一人。主演は岡田茉莉子、松田優作。監督は佐藤純彌。脚本はプロアマ問わず一般募集された中から最優秀脚本賞に選ばれた松山善三。ジョー山中の主題歌「人間の証明のテーマ」が大ヒットし、「母さん、僕のあの帽子……」が流行語となった。あらすじ超デラックスホテルで行われたファッションデザイナー八杉恭子(岡田茉莉子)のショー。今やファ
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