深作欣二45・東映時代劇映画「赤穂城断絶」を久々に観る

1978年公開の東映映画。「柳生一族の陰謀」の大ヒットで企画された時代劇大作路線の第2弾。忠臣蔵をテロ活動と位置付けた作品。監督は深作欣二、主演は萬屋錦之介。あらすじと感想錦之介が大石内蔵助を演じたわけだが当初の監督のアイデアでは金子信雄がやるという可能性もあったとか。オーソドックスな時代劇を求める主演と新しい忠臣蔵を求める監督との間でそりが合わず興行成績もそれほど振るわなかった不遇な作品。それな
>>続きを読む

深作欣二58・松竹映画「忠臣蔵外伝 四谷怪談」を久々に観る

1994年公開の松竹映画。監督は深作欣二、出演は佐藤浩市、高岡早紀、荻野目慶子など。あらすじ時は元禄14年。浅野内匠頭の刃傷沙汰で赤穂藩はとり潰し。浪人となった藩士たちの中に伊右衛門(佐藤浩市)もいた。琵琶を奏で生計を立てる日々の中、伊右衛門は湯女のお岩(高岡早紀)と出会い、一緒に暮らし始める。ある日、伊右衛門は酔っ払いに絡まれたお梅(荻野目慶子)を助ける。偶然にもお梅の祖父・喜兵衛(石橋蓮司)は
>>続きを読む

今日から公開の映画「オリエント急行殺人事件(2017年版)」を観る

事務所帰りに毎年恒例の実家に送るオードリー・ヘップバーンのカレンダーを買い、ついでに卓上カレンダー買ったりなんやらしてたらレイトショーの時間になり、せっかくだから今日から上映の「オリエント急行殺人事件」を観に行った。昔のバージョンの話はこちら。でまあ、賛否両論あるのも無理ねえなあこりゃ、というのが感想。いいとこあるにはあんのよ。悪役でいえば前作のリチャード・ウィドマークより今回のジョニー・デップの
>>続きを読む

明智小五郎美女シリーズ12「エマニエルの美女」を久々に観る

1980年土曜ワイド劇場で放送のシリーズ第12弾。原作は江戸川乱歩の「化人幻戯」。犯人の動機についていえば現代の方が合うかもねえ。あらすじと感想冒頭から明智くんのつぶやきが炸裂。特別親しくもないのに、ゲストに招かれては行くしかないといいわけがましい。犯罪研究愛好会とやらの集まりで女優から作家から著名人が集まるから嬉しくてしょうがないのだろうが、眉間にしわは欠かせない。推理作家界の大御所・大河原(岡
>>続きを読む

深作欣二34・伝説のヤクザ映画「仁義の墓場」を久々に観る

1975年の東映映画。救いどころのない凄惨な内容が話題に。主演は病気から復帰1作目の渡哲也、監督は深作欣二。あらすじ舞台は昭和21年の新宿。新宿河田組の石川力夫(渡哲也)は仲間とともに三国人の賭場を襲い金を巻き上げる。逃げる途中に石川は留守番中の地恵子(多岐川裕美)を犯す。石川は縄張りを荒す池袋親和会とトラブルになるも、野津組組長(安藤昇)の仲介で事なきを得る。ところが石川は腹いせに野津の自家用車
>>続きを読む

明智小五郎美女シリーズ23「炎の中の美女」を久々に観る

1984年11月10日放送。土曜ワイド劇場明智小五郎美女シリーズ第23弾。原作は江戸川乱歩「三角館の恐怖」。子供の頃、少年探偵団とか黄金仮面とか子供向けに書かれたというかポプラ社から出てたやつを読んだ気がする。まだ家にあるかなあ。あらすじおばはんの依頼は断っても美人の依頼は引き受ける明智くん。「くちびるヌード」高見知佳の文代が咳払いしても「風邪ひいたの?」と相手にしない。で、珍しく浪越警部と料亭で
>>続きを読む

明智小五郎美女シリーズ24「妖しい傷あとの美女」を久々に観る

1985年3月9日放送の第24弾。原作は江戸川乱歩の「陰獣」。映画にもなってる。原作には明智小五郎は出てこんのだが、そんなこと言ってたらこのドラマは成り立たんわな。あらすじと感想暗闇の中でパソコンに小説を書いている中尾彬。パソコンの画面が時代を感じる。声が怖いぞアキラ。この頃こういう役多いのよねこの人。アキラの小説通りに冒頭で殺人が起きるのだが意外とこんだけ早い段階で殺人が起きるのは珍しい。死体と
>>続きを読む

深作欣二5・東映映画「白昼の無頼漢」を久々に観る

1961年公開の東映映画。正確にはニュー東映の映画だけど。あらすじ米軍基地の現金強奪を企む丹波哲郎。計画を実行するべく仲間をアジトに集める。黒人兵トム、春日俊二、不良アメリカ人夫婦、久保菜穂子に曽根晴美。そこに中原ひとみも加わり、いざ実行。しかし彼らの行動を監視していたやくざ一家がからむわ、裏切るやつも出てくるわで争奪戦の展開に。果たして最後に生き残ったのは?--という話。感想人種問題などや在日米
>>続きを読む

市川雷蔵主演任侠映画「若親分」を観る

1965年の大映映画。「若親分」シリーズの第1弾。あらすじ時は日露戦争終結の頃。め組じゃなかった南条組の親分辰五郎が何者かに殺害される。悲しみにくれる葬儀に、海軍少尉の息子・武(市川雷蔵)が現れる。母親(原泉)は父は生前俺が死んでも連絡するなと言っていたと告げる。武は海軍少尉の道を投げ捨て、故郷に帰り跡目を継ぐ。そして妨害を受けながらも一歩ずつ前へ進むが――という話。感想ザ・オーソドックス。まあ東
>>続きを読む

漫画原作・連続テレビドラマ「カバチタレ!」を久々に観る

広島の行政書士事務所を舞台にした漫画。それを連ドラ化したのがフジテレビ。2001年の1~3月、木曜劇場だった。なんちゅうか個人的には「月9」より「木曜劇場」の方が好き。この作品に関していえば常盤貴子と深津絵里という組み合わせの妙。原作ではどっちとも男なんだけど、この頃「きらきらひかる」とか男を女に置き換えてヒットした作品がそこそこあった。言い換えればフジのドラマ作りはそのあたりが絶妙によかった。あ
>>続きを読む

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る