1975年公開の新生大映映画第2弾。原作は石川達三。実在の事件と人物をモデルに総裁選の内幕とそれに関連する汚職事件をブラックユーモア豊かに描いた傑作。あらすじ昭和39年に行われた民政党大会において現総裁の寺田(久米明)は最大派閥を率いる酒井(神田隆)を破り再選。裏では寺田が17億、酒井は20億を使っていた。数日後、星野官房長官(仲代達矢)の秘書・西尾(山本学)が金融王と呼ばれる石原(宇野重吉)のも
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1973年製作の第20弾。普段は20分ぐらいしないと出てこないコロンボがいきなり画面に映る出だしが印象的。あらすじ選挙を間近に控えた上院議員候補ネルソン・ヘイワード。選挙参謀ハリーのアイデアで組織がヘイワード暗殺を企んでいると噂を流し、世間の注目を集めていた。そのため警察が24時間体制でヘイワードをガード、その中にコロンボ警部もいた。ヘイワードはリンダという美人秘書を雇っていたが実は彼の愛人だった
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1972年公開の東映映画。図式抜きの暴力を前面に押し出した作風が今なお衝撃的な作品。あらすじ滝川組の組員を斬って刑務所入りした愚連隊の沖田(菅原文太)。5年後出所して川崎に戻ってみると、その滝川組と新興勢力の矢頭組が勢力を二分していた。沖田はかつての愚連隊の仲間である安夫(地井武男)、鉄男(小林稔侍)、そして一匹狼の木崎(小池朝雄)たちと2大勢力を相手に勝負を挑む。矢頭(安藤昇)は彼らを傘下に置こ
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1978年製作の第42弾。監督は後に「羊たちの沈黙」で大ヒットを飛ばしたジョナサン・デミ。あらすじ名の通ったイタリア・レストランのシェフ、ビットリオが高名な料理評論家のポールを招いた際にワインに仕込まれた毒で死んでしまう。その毒が何の毒か、どうやって仕込まれたか全くわからなかった。しかしコロンボは一緒に食事をしていたはずのポールがどこにもよらずまっすぐ殺人現場に来たのを見て彼が犯人と確信する。なぜ
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1972年製作の第10弾。ゲストスターはピーター・フォークの盟友、ジョン・カサベティス。あらすじ南カリフォルニア交響楽団の指揮者アレックス(ジョン・カサベデス)。彼は同じ楽団のピアニストであるジェニファーと不倫していた。彼女はアレックスに妻と別れ自分と結婚するよう要求する。だがアレックスにとって妻の母は楽団の会長。不倫がばれたら指揮者の座を追われるのは明白だった。コンサートの日、会場を抜け出したア
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1985年12月30・31日と2日連続で放送された年末時代劇スペシャル第1弾。この次の年が白虎隊だったな。あらすじと感想これが生まれて初めて観た忠臣蔵。ひたすら懐かしい。今観たら割とオーソドックス。前編が「君、怒りもて 往生を遂ぐ」後編が「我、一死もて 大義に生く」そんな副題ついとったのね。前編が刃傷事件から内蔵助が仇討ちを決意するまでで、後編が仇討ち準備から討ち入り、その後の裁決までという感じ。
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1974年6月2日放送。出演は佐野浅夫、和泉雅子、渡辺美佐子、松山省二など。あらすじくず餅屋の福住で30年働いているベテラン職人の正二郎(佐野浅夫)。娘の百合江(和泉雅子)と二人暮らしだが、正二郎が突然店を休む。百合江が代わりに店で働き、帰ってきた正二郎を問い詰めるが理由は不明。百合江は一人で店に謝りに行くが、そこで主人とおかみから縁談の話が。百合江は自分のことかと早合点するが、正二郎にだというの
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1971年9月26日、東芝日曜劇場で放送。脚本は倉本聰、出演は八千草薫、内藤武敏、大出俊、露口茂。自分にとっては因縁の作品。あらすじ時は幕末。京都の路地で幸せに暮らすおりょう(八千草薫)と巳之吉(内藤武敏)。ところが、巳之吉の留守中におりょうのもとに新選組に追われた勤王派の浪士・平馬(大出俊)が転がり込む。刀を突き付けられながら平穏を装い、障子張りを続けるおりょう。江戸から平馬を追ってきた岡っ引・
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1978年公開の東映映画。「柳生一族の陰謀」の大ヒットで企画された時代劇大作路線の第2弾。忠臣蔵をテロ活動と位置付けた作品。監督は深作欣二、主演は萬屋錦之介。あらすじと感想錦之介が大石内蔵助を演じたわけだが当初の監督のアイデアでは金子信雄がやるという可能性もあったとか。オーソドックスな時代劇を求める主演と新しい忠臣蔵を求める監督との間でそりが合わず興行成績もそれほど振るわなかった不遇な作品。それな
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1994年公開の松竹映画。監督は深作欣二、出演は佐藤浩市、高岡早紀、荻野目慶子など。あらすじ時は元禄14年。浅野内匠頭の刃傷沙汰で赤穂藩はとり潰し。浪人となった藩士たちの中に伊右衛門(佐藤浩市)もいた。琵琶を奏で生計を立てる日々の中、伊右衛門は湯女のお岩(高岡早紀)と出会い、一緒に暮らし始める。ある日、伊右衛門は酔っ払いに絡まれたお梅(荻野目慶子)を助ける。偶然にもお梅の祖父・喜兵衛(石橋蓮司)は
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