1962年公開のいわゆる「黒シリーズ」第1弾。出演は田宮二郎、叶順子、高松英郎、船越英二など。監督は増村保造、原作は梶山季之。あらすじ山中で秘密裏に行われていたタイガー自動車のテスト。しかし、スパイに情報が漏れていたせいで試走車の事故が新聞にすっぱ抜かれるはめに。高松英郎を中心に車内に企画一課という名のスパイ部門を設置。情報屋上田吉二郎を使い、菅井一郎率いるライバル会社とあの手この手の謀略合戦を繰
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1978年6月から翌年1月まで全31回の放送。映画版でも財前五郎を演じた田宮二郎の遺作となった。主役・脇役を問わず当時の錚々たる顔ぶれが揃った作品。あらすじと感想主なキャストは財前五郎――言わずと知れた田宮二郎。里見脩二――特捜最前線でも医者をゲスト出演で演じていた山本學。東教授――悪魔の手毬唄映画版で多々良放庵だった中村伸郎。鵜飼医学部長―テレビ版悪魔の手毬唄で放庵だった小沢栄太郎。大河内教授―
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1957年のアメリカ映画。原作はアガサ・クリスティの戯曲「検察側の証人」。監督は名匠ビリー・ワイルダー。あらすじ舞台はイギリス。重病だった老弁護士ウィルフレッド(チャールズ・ロートン)。口うるさい看護師付きでやっとこさ退院することができた。そこに未亡人殺しの容疑者レナード(タイロン・パワー)の弁護依頼が。協議するウィルフレッドたちのもとにレナードの嫁はんクリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)登場
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1949年のイギリス映画。アカデミー賞撮影賞とカンヌ映画祭グランプリに輝いた。あらすじ舞台は第二次世界大戦後のウィーン。アメリカから人稼ぎするつもりでやってきたホリー(ジョセフ・コットン)。小説家の彼は友人のハリー(オーソン・ウェルズ)から誘われたのだ。ところが、彼を訪ねてみると自動車事故で死亡したと管理人から言われる。葬儀に出席したホリーはそこでハリーが麻薬の密売人と教えられる。それを信じられな
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1959年のイタリア映画。監督・主演は名優ピエトロ・ジェルミ、クラウディア・カルディナーレが出演している。あらすじ鼻の下にチョビ髭を生やした刑事ピエトロ・ジェルミ。雑多な人々が住むアパートでは空き巣の被害が増えていた。ジェルミは隣の家のお手伝いクラウディアの恋人を取り調べるが、彼には空き巣が入った時間のアリバイがあった。ところが数日後にクラウディアの雇い主が惨殺される。発見者は雇い主とは遠縁の医者
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1968年製作の刑事コロンボ記念すべき第1弾。日本で初めて放送されたのは1972年のこと。あらすじレイ・フレミング(ジーン・バリー)は高名な精神科医。彼には若い女優の愛人がいるが、妻にバレて離婚をほのめかされる。もともと妻と結婚したのは金目当てだったフレミングはたまったもんじゃない。愛人を巻き込んでフレミングは妻殺しを計画する。愛人を妻に仕立ててまんまと計画は成功……したかに見えた。しかし、コロン
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1972年公開の日本映画。「寅さん」の渥美清が自ら企画・主演した作品。監督は今井正、共演は田中邦衛、小川真由美、市原悦子など豪華。あらすじ戦争で全滅した部隊の中、病院に入院していたおかげでただ一人生き残れた男、西山(渥美清)。戦友の遺書を抱いて帰還した彼は、長い年月をかけて全国に散らばる戦友12名の遺書を配達していく――という話。感想最初に観た時から大好きな作品。渥美清の名演と今井正のいいところが
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1976年公開の東映映画。女必殺拳シリーズ第4弾であり最終作。東映任侠映画で活躍した小沢茂弘監督最後の映画でもある。あらすじ男よりも武道に熱中する西陣織物問屋の一人娘、中川菊(志穂美悦子)。その彼女が麻薬取引に巻き込まれた沖縄出身の兄妹を救うべく、麻薬Gメンの高木(渡瀬恒彦)と共に撮影所に巣くう巨悪と対決する話。感想アクションだけでなく人間関係のアヤのつけ方がわかりやすい。副主演のミッチー・ラブと
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1972年の東映映画。女番長シリーズ第3弾。主演は毎度おなじみ杉本美樹、池玲子、ゲストは岡八郎、鳳啓介・京唄子、あがた森魚、カシアス内藤。あらすじどういうわけか左胸に入れ墨を入れた杉本美樹ら新宿赤ヘル団。新平家ブームに沸く京都にやってきて、観光客相手に荒稼ぎ。で、毎度おなじみ地元のスケバンと対決。タイマン勝負で勝つもののそれを認めない連中に囲まれる。そこに登場、元総番・池玲子が仲裁に入る。池玲子の
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1960年の新東宝映画。主演は天知茂、吉田輝雄、三原葉子。いわゆる地帯シリーズ第3弾。あらすじ殺し屋の天知茂は無事依頼を済ませたが、待ち合わせのスナックに半金を取りにいくと相手はいない。おまけにパトカーがやってくる始末。要は裏切られたのだ。逃げる時に東京駅でダンサーの三原葉子を拉致。神戸行きの列車に乗るが、葉子と話していた恋人の吉田輝雄が追う。彼は新聞記者で葉子が応募したダンサーの仕事は、国際的な
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