アガサ・クリスティ原作・名作サスペンス映画「情婦」を久々に観る

1957年のアメリカ映画。原作はアガサ・クリスティの戯曲「検察側の証人」。監督は名匠ビリー・ワイルダー。あらすじ舞台はイギリス。重病だった老弁護士ウィルフレッド(チャールズ・ロートン)。口うるさい看護師付きでやっとこさ退院することができた。そこに未亡人殺しの容疑者レナード(タイロン・パワー)の弁護依頼が。協議するウィルフレッドたちのもとにレナードの嫁はんクリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)登場
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名作サスペンス映画「第三の男」を久々に観る

1949年のイギリス映画。アカデミー賞撮影賞とカンヌ映画祭グランプリに輝いた。あらすじ舞台は第二次世界大戦後のウィーン。アメリカから人稼ぎするつもりでやってきたホリー(ジョセフ・コットン)。小説家の彼は友人のハリー(オーソン・ウェルズ)から誘われたのだ。ところが、彼を訪ねてみると自動車事故で死亡したと管理人から言われる。葬儀に出席したホリーはそこでハリーが麻薬の密売人と教えられる。それを信じられな
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名作イタリア映画「刑事」を久々に観る

1959年のイタリア映画。監督・主演は名優ピエトロ・ジェルミ、クラウディア・カルディナーレが出演している。あらすじ鼻の下にチョビ髭を生やした刑事ピエトロ・ジェルミ。雑多な人々が住むアパートでは空き巣の被害が増えていた。ジェルミは隣の家のお手伝いクラウディアの恋人を取り調べるが、彼には空き巣が入った時間のアリバイがあった。ところが数日後にクラウディアの雇い主が惨殺される。発見者は雇い主とは遠縁の医者
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伝説の始まり・刑事コロンボ1「殺人処方箋」を久々に観る

1968年製作の刑事コロンボ記念すべき第1弾。日本で初めて放送されたのは1972年のこと。あらすじレイ・フレミング(ジーン・バリー)は高名な精神科医。彼には若い女優の愛人がいるが、妻にバレて離婚をほのめかされる。もともと妻と結婚したのは金目当てだったフレミングはたまったもんじゃない。愛人を巻き込んでフレミングは妻殺しを計画する。愛人を妻に仕立ててまんまと計画は成功……したかに見えた。しかし、コロン
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渥美清主演・今井正監督「あゝ声なき友」を久々に観る

1972年公開の日本映画。「寅さん」の渥美清が自ら企画・主演した作品。監督は今井正、共演は田中邦衛、小川真由美、市原悦子など豪華。あらすじ戦争で全滅した部隊の中、病院に入院していたおかげでただ一人生き残れた男、西山(渥美清)。戦友の遺書を抱いて帰還した彼は、長い年月をかけて全国に散らばる戦友12名の遺書を配達していく――という話。感想最初に観た時から大好きな作品。渥美清の名演と今井正のいいところが
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女必殺拳シリーズ4・映画「女必殺五段拳」を観る

1976年公開の東映映画。女必殺拳シリーズ第4弾であり最終作。東映任侠映画で活躍した小沢茂弘監督最後の映画でもある。あらすじ男よりも武道に熱中する西陣織物問屋の一人娘、中川菊(志穂美悦子)。その彼女が麻薬取引に巻き込まれた沖縄出身の兄妹を救うべく、麻薬Gメンの高木(渡瀬恒彦)と共に撮影所に巣くう巨悪と対決する話。感想アクションだけでなく人間関係のアヤのつけ方がわかりやすい。副主演のミッチー・ラブと
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女番長シリーズ3・東映映画「女番長ゲリラ」を観る

1972年の東映映画。女番長シリーズ第3弾。主演は毎度おなじみ杉本美樹、池玲子、ゲストは岡八郎、鳳啓介・京唄子、あがた森魚、カシアス内藤。あらすじどういうわけか左胸に入れ墨を入れた杉本美樹ら新宿赤ヘル団。新平家ブームに沸く京都にやってきて、観光客相手に荒稼ぎ。で、毎度おなじみ地元のスケバンと対決。タイマン勝負で勝つもののそれを認めない連中に囲まれる。そこに登場、元総番・池玲子が仲裁に入る。池玲子の
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石井輝男監督映画「黄線地帯」を観る

1960年の新東宝映画。主演は天知茂、吉田輝雄、三原葉子。いわゆる地帯シリーズ第3弾。あらすじ殺し屋の天知茂は無事依頼を済ませたが、待ち合わせのスナックに半金を取りにいくと相手はいない。おまけにパトカーがやってくる始末。要は裏切られたのだ。逃げる時に東京駅でダンサーの三原葉子を拉致。神戸行きの列車に乗るが、葉子と話していた恋人の吉田輝雄が追う。彼は新聞記者で葉子が応募したダンサーの仕事は、国際的な
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伝説の名作映画・今井正監督「真昼の暗黒」を久々に観る

1956年公開の独立プロ映画。実在の係争中だった事件を映画化し強烈なインパクトを残した。原作は正木ひろし弁護士の「裁判官」、脚本は橋本忍。まだ審理中の事件を映画化するとは何事か、と裁判所から圧力をかけながらも屈せず作り上げた。キネマ旬報ベストテン第1位。あらすじ瀬戸内のある村で老夫婦が殺害された。事件を担当した検事は複数犯と断定し、最初に捕まえた小島を拷問。彼はチンピラ仲間4人のうち植村を主犯と証
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今井正監督「また逢う日まで」を久々に観る

1950年の東宝映画。監督は今井正、脚本は水木洋子のゴールデンコンビ。キネマ旬報ベストテン第1位を獲得。主演は岡田英次と久我美子。ガラス越しのキスシーンが話題になった。あらすじ時は第二次世界大戦末期。空襲下で出会った田島三郎(岡田英次)と小野蛍子(久我美子)。三郎は学生、蛍子は画家の卵だった。必死に自分たちの小さな幸せを守ろうとする二人。しかし、戦時下の状況はそんなことは許してくれない。三郎は蛍子
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