伝説のスペクタクル映画「新幹線大爆破」を久々に観る

1975年の東映映画。監督は佐藤純彌、主演は高倉健、宇津井健。公開時にはヒットしなかったが短縮版で公開した外国から人気が出て今では伝説の映画と化している作品。あらすじ新幹線ひかり109号博多行きが予定通り東京駅を出発した。しかし、国鉄公安本部に一本の匿名電話が。「ひかり109号に爆弾を仕掛けた。その爆弾は時速80キロを切ったら爆発する仕掛けになっている。爆発させたくなかったらひたすらそれ以上のスピ
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伝説の東映アクション映画「狂った野獣」を久々に観る

1976年の東映映画。監督は中島貞夫、主演は渡瀬恒彦。あらすじ京都駅行きのバスが突然2人組の男に乗っ取られた。この男たち(川谷拓三、片桐竜次)は銀行強盗に失敗してバスで逃亡しようとしたのだ。2人の手には拳銃と刃物。まさに「○○○○に刃物」状態。たまらんのは乗客たち。動物病院へ急ぐおばはん、やっと掴んだオーディションに向かう女優の卵、塾に行こうとした小学生、なんで乗ってんのか現場へ向かうチンドン屋…
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深作欣二38・東映映画「暴走パニック 大激突」を久々に観る

1976年公開の東映映画。監督は深作欣二、主演は渡瀬恒彦。ギャング映画+カーチェイスという感じのこの作品。ドカンドカンと観る人が観ればわかるポンコツ寸前の車を潰しまくる。あらすじと感想海外脱出を夢見て銀行強盗を続けるバーテンの山中(渡瀬恒彦)と混血の元モデル、ミチ(杉本美樹)。しかしある時、仲間の関(小林稔侍)が車にはねられて死亡。2人は関の兄貴(室田日出男)に仇と狙われ追跡される。もちろん金も絡
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伝説の東映映画「日本暗殺秘録」を久々に観る

1969年公開の東映映画。監督は中島貞夫。脚本は笠原和夫。あらすじと感想日本におけるテロをドキュメンタリータッチで描こうとしたまあ現代ではなかなか通りそうもない企画。こういう作品をできるところが東映の凄いところ。しかもオールスターで(笑)前半はテロのオムニバスのようなもので若山富三郎が斬りまくる桜田門外の変は出てくるわ菅原文太、高倉健もそれぞれ相手をぶっ殺し消えていく。血盟団のメンバーに扮する千葉
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カルト的名作ヤクザ映画「実録 私設銀座警察」を観る

1973年の東映映画。佐藤純彌監督にしては珍しいウルトラバイオレンス血ドバドバ映画。あらすじ昭和21年、焼野原と化した銀座。三国人に仕切られていたこの街をとあることから出会った4人(安藤昇・梅宮辰夫・葉山良二・室田日出男)が殴り込みをかけるなど暴れまわる。さらに4人は銀座の最大勢力である愚連隊を殲滅し銀座を制圧する。その過程で妻殺しでアメリカ兵の顔をはつった男(渡瀬恒彦)を手に入れる。銀座を制圧で
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志穂美悦子主演東映映画「華麗なる追跡」を観る

1975年公開の東映映画。監督は「トラック野郎」の鈴木則文。タイトルは「華麗なる追跡」だが華麗さはカケラもない。追跡どころか「復讐のメロディ」が鳴り響く。あらすじ鈴鹿サーキットで男達を蹴散らし見事優勝を遂げた矢代忍(志穂美悦子)には別の顔があった。それは6年前濡れ衣を着せられて殺された父親の仇を討つことだった。得意の変装を駆使して真相に近づくビジンダーじゃなかった忍だったが――という話。感想東映ド
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東映任侠映画「日本女侠伝 侠客芸者」を久々に観る

1969年公開の東映任侠映画。日本女侠伝シリーズの第1作。主演はもちろん藤純子。相手は高倉健。しかし観ているうちに主人公は高倉健に思えてくる。あらすじ時は明治末期、石炭ブームに沸く九州博多。鉄火芸者と呼ばれるほど男勝りの信次(藤純子)。金の力にあかしてなびかそうとする大須賀(金子信雄)や地元やくざ万安(遠藤辰雄)なんかハナにもかけない。ひょんなことから花田炭鉱の責任者清吉(高倉健)に惹かれる。成り
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高倉健主演東映映画「ホタル」を久々に観る

2001年公開の東映映画。激動の時代を生き抜いた人々が「昭和」から「平成」への時代を前に自らの生に答えをどう見出すのかを描いた映画。あらすじ山岡秀治(高倉健)は元特攻兵という過去を持つ漁師。今は鹿児島で腎臓を患う妻の知子(田中裕子)を支えている。「昭和」が終わり「平成」が始まったある日、戦友の藤枝(井川比佐志)が青森の雪山で命を絶ったと連絡が。山岡は藤枝と過ごした戦争当時のことを振り返る。大空へ旅
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高倉健主演東映映画「冬の華」を久々に観る

1978年公開の東映映画。2年半ぶりに健さんがホームグラウンド東映に帰還。日本アカデミー賞受賞記念作品だったのねこれ。前年のテレビドラマ「あにき」でコンビを組んだ倉本聰脚本。なのでやくざ映画でもちょっと違う。あらすじ秀次(高倉健)が出所し、横浜に帰ってきた。15年前、冬の海辺で秀次は松岡(池部良)を殺した。二人は関東の組織の幹部で兄弟分だったが松岡が関西の組織と手を組み裏切ったためドスを取ったので
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今井正の名作映画「純愛物語」を久々に観る

1957年10月公開の東映映画。ベルリン国際映画祭監督賞、キネ旬第2位の作品。広島に投下された原爆による放射能のため10年経って死んだ名もなき少女の姿を通じて現実の非情さにメスを入れた作品。監督は今井正。戦時中の転向を恥じ戦後はレッドパージに屈せず独立プロで数多くの名作を作り上げたお方。脚本はこの時代を代表する名手、水木洋子。直接的ではなく少年少女の純愛を抒情的に描き放射能の恐怖を浮かび上がらせる
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