1978年TBS日曜劇場放送版。あらすじと感想メインキャストは以下の通り。さだ子……西武ライオンズ大好き吉永小百合。柚木刑事…サスペンスには欠かせない荻島真一。玉井…なんやかんやで息長くやってる森本レオ。横川…うちの死んだオヤジに顔が似ている佐野浅夫。一時間ドラマということもあって張込みをする刑事は原作通り柚木ただ一人。さだ子が吉永小百合なもんでやっぱりメインはそちら。さだ子に冷たいというか本人は
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1977年NHK土曜ドラマで放送された作品。原作は松本清張の『駅路』。何回かドラマ化されている。脚本は向田邦子。偉大な二人のただ一度の共作。あらすじ定年を前にした謹厳実直な銀行マン、小塚(山内明)。第二の人生が始まろうとしているのに、彼は突然小旅行に出た。ところが、一か月経っても戻ってこない。小塚の妻・百合子(加藤治子)が捜索願を出し、呼野(内藤武敏)と北尾(目黒祐樹)の二人の刑事が動き出した。誰
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1958年公開の松竹映画。原作は松本清張の同名短編。監督は野村芳太郎、脚本は橋本忍。出演は大木実、宮口精二、高峰秀子、田村高廣、高千穂ひづるなど。映画はこれ一本だが、テレビは何回やったら気が済むねんというぐらいドラマ化されている。あらすじ横浜から鹿児島行きの夜行列車「さつま」が走る。三密状態なんのその、窓は開いてるから大丈夫だろ。その中にいる二人の刑事、柚木(大木実)と下岡(宮口精二)。彼らは東京
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1983年公開の松竹映画。原作は松本清張の同名小説。監督は野村芳太郎。出演は勝新太郎、岩下志麻、松坂慶子、渡瀬恒彦、いしだあゆみなど豪華絢爛。残念ながらなぜだかDVD化はされていない。著者が評価しなかったせいもあるが。1992年にはTBSでテレビドラマ化されている。あらすじ次期総裁を狙う通産大臣の寺西(勝新太郎)。首相の桂(芦田伸介)からの禅譲を期待しているが、一寸先は闇で魑魅魍魎の世界である政界
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1970年公開の松竹映画。原作は松本清張「潜在光景」。いいタイトルだね。監督は野村芳太郎、脚本は橋本忍の名コンビ。主演は加藤剛と岩下志麻。小川真由美、芦田伸介、滝田裕介などが出演。カメラマンの川又昂の独特の映像美も光る作品。あらすじ浜島幸雄(加藤剛)は旅行代理店に勤めるごく普通のサラリーマン。ま、加藤剛だからファンキーな役にはなり得ない。その浜島がある日、バスの中で幼馴染の小磯泰子(岩下志麻)とば
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1958年公開の日活映画。原作は松本清張の短編「声」。監督はなんと鈴木清順。主演は二谷英明。あらすじ毎朝新聞で電話の交換手を務める朝子(南田洋子)。記者の石川(二谷英明)に頼まれ、電話をするが人違いだと言われ、電話を切られてしまう。ところが、その電話先の人間が殺される。3年がたち、朝子は小谷(高原駿雄)と結婚。しかし、夫の麻雀が連日続くことに辟易する。メンバーは夫の会社の社長・浜崎(宍戸錠)。自営
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1957年公開の松竹映画。記念すべき松本清張作品の映画化第一弾でもある。テレビドラマ化は実に12回を数える名作短編。あらすじと感想映画と原作は結構異なるところがある。まず原作は映画俳優の道をつかみかけた男が主人公。順風満帆だが、一方で有名になっちゃうと過去の殺人がばれる可能性があるので苦悩する。で、過去を清算するために自分が犯人だと断定できる唯一の目撃者を消そうとあれこれ画策する――というのがメイ
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1982年公開の松竹映画。原作は松本清張、同年「オール讀物」掲載作。岩下志麻と桃井かおりの競演が話題を呼んだ。あらすじとある地方都市で乗用車が海に落ちる事件が。乗っていた二人のうち、女は自力で脱出。死んだのは地元の資産家(仲谷昇)。助かったのはその妻・球麿子(桃井かおり)。最初は事故と思われたが、3億円の保険金をかけていたことから殺人の疑いが。もともと評判の悪かった球麿子だけに旗色は悪く、最初に引
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1974年の松竹映画。橋本プロダクション第1回作品。映画化が企画され脚本の第1稿ができてから14年。実現に近づきながらその都度挫折し、脚本家橋本忍が自分のプロダクションを作りついに製作にこぎつけた執念の映画。14年間キャスティングが変わらなかったのは加藤嘉だけと言われる。あらすじ東京国鉄蒲田操車場内で起きた殺人事件。容易に被害者の身元が割れず、捜査は難航。警視庁刑事・今西(丹波哲郎)と蒲田署刑事・
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1980年公開の松竹映画。タイトルの通り出てくる人間「わるいやつ」ばかりの異色作。あらすじ二代目院長の片岡孝夫。女にもてまくるが医者としての熱意はまるでない。彼を巡って争う5人の女たち。家具商の妻・藤真利子、やりての料亭女将・梶芽衣子、父の愛人だった婦長・宮下順子、離婚寸前の妻・神崎愛、売り出し中のファッションデザイナー・松坂慶子。そろいもそろった美女軍団。しかも、一筋縄ではいかない女たちばかり。
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