1972年10月から2クールで放送された望月三起也原作のテレビドラマ「ワイルド7」。連載開始は1969年で約10年続いた人気マンガ。あらすじと感想何年か前に瑛太主演で映画化もされた(ワイルド7じゃなくマイルド7じゃねーかという話もあったが)。腕を見込んでスカウトされた7人のアウトローが超法規的警察官になり、法で裁けぬ悪に対してマシンガンで処刑を行っていくというおよそ少年誌とは思えないハードなお話。
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1983年公開の松竹映画。原作は西村望の同名ノンフィクション小説。映画は事実と違う部分はいろいろあるが、大きい流れは事実に沿っている。あらすじと感想モデルは岡山の山奥で起きた「津山三十人殺し」。横溝正史「八つ墓村」のモデルでもある。ちなみに小説ではこんな事件が過去にありました、程度にしか触れられておらず(たしか)、映画のように「たたりじゃ~」みたいな描写はなかった様な(映像的にはインパクト大だけど
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江戸川乱歩美女シリーズ第2作目「浴室の美女」を観る。まだ土曜ワイド劇場黎明期の頃で90分枠だった時代。なので本編は71分と少々。何回も見てるのだがこれは天知茂バージョン25作の中でも1,2を争う出来栄えといえる。あらすじと感想原作は江戸川乱歩「魔術師」。主演はもちろん天知茂。1作目にはいなかった荒井注の浪越警部が初登場。妖艶な夏樹陽子。この時代はホント綺麗(今も綺麗だが)。助手の文代は五十嵐いづみ
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明智小五郎シリーズ、今日は「妖しいメロディの美女」。通算26作目、北大路欣也に代わっての第1作目である。あらすじと感想ゲストは夏樹陽子。何回出て何回死んどんのアンタ。ファンだけど。今回も期待通り毒飲んで死んでしまう。裸なし。どうせ胸は吹き替えだから意味ないけど。怒られるな。それからかたせ梨乃。前も出てた。縛られてギザギザの歯車に刻まれかけたこともある。今回はめちゃめちゃ影薄い。カットされたのかなん
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毎度おなじみ美女シリーズ第28弾。天知茂亡きあと、北大路欣也に代わっての3作目。あらすじと感想何回見てもやっぱり天地茂のニヒルでクールな感じには到底勝てない。なんか中間管理職のおっさんが捜査してる感じでちっともダンディではない。というか前任者がオーバーだっただけとも言えるが、荒唐無稽な作品にはそれぐらいじゃないと釣り合わないのかも。真面目な感じがにじみ出ている明智小五郎もありといえばあり。登場人物
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何回も観ていて結末やトリックもわかっているのに時々見返したくなる作品は、多かれ少なかれ誰もがあるだろう。自分にとっては天知茂の明智小五郎美女シリーズであり、古谷一行の金田一耕助シリーズがそれに当たる。なぜだか両方とも映画作品はそこまで思わない。で、休憩がてら観たのは「黒猫亭事件」。あらすじと感想結構久々。原作は短編てこともない中編ってとこ。金田一耕助ものとしては「本陣殺人事件」「獄門島」に続く3作
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たまたま見つけた「ザ・ガードマン 東京用心棒」を観た。去年亡くなった宇津井健さん主演のかつての大ヒットドラマの映画化作品。宇津井さん、一度授賞式でお見かけしたことあるけど腰の低いいい感じの人だったなあ。用務員みたいな感じ。あらすじと感想内容は・・・はっきりいって恐ろしくチープ。貿易商のネルソンなる人物の警備をするガードマン。しかしネルソンは何者かに拉致される。ネルソンの部屋からダイヤを詰めたゴルフ
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日本においてスポーツ映画は歴史的にイマイチの時代があった。「ドカベン」などの漫画が映画化されたこともあったが今では珍品扱いされてもおかしくない出来である。圧倒的な予算と時間をかけたハリウッド映画には試合シーンの迫力などで勝てるはずもない。転機となったのは1991年、相撲を描いた映画「シコふんじゃった」辺りからだろうか。日本らしくスポーツ・青春・笑いを大事にしたドラマ作りの流れは21世紀に入ってから
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市川雷蔵主演の「陸軍中野学校」を観た。シリーズ化され合わせて4作品あるがスパイ養成学校を創立し第一期生を送り出すまでの1作目が一番面白い。あらすじと感想主演は市川雷蔵だが学校創立者の加東大介の方が印象に残る。見せ場はスパイ教育を受けるため行方不明扱いになっている市川雷蔵の身を案じるあまり敵側に利用されてしまう婚約者(小川真由美。若い!)を毒殺するため、会いに行くシーンである。仕事を冷静にこなそうと
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今日は知り合いのフィルムコミッションが関わっていた「黒い看護婦」を観た。大竹しのぶ×寺島しのぶ×坂井真紀×木村多江というなかなか豪華な出演陣。原作を昔出版された時に読んでいたことと、病院で働いていた自分としては楽しみに観た。結論からいうと、うーん・・・という感じ。なかなか絞りにくいとはいえ、もうちょっとやりようはなかったのか。豪華出演陣の弊害か。主犯格の人物像を掘り下げた方がよかったんじゃないかな
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