1974年の東映映画。前年大ヒットしたブルース・リーの「燃えよドラゴン」を受けて製作されたのが見え見えの女ドラゴンシリーズ第1弾。だいたい劇中で女ドラゴンって言っちゃってるし(笑)あらすじと感想行方不明になった仮面ライダーV3じゃなかった万青(宮内洋)を追って日本にやってきた妹の紅竜(志保美悦子)。麻薬Gメンだった兄が探していたのは日本の密売組織。どうやら組織に捕らわれているらしいことがわかり紅竜
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原作が発表されたのは1959年。1978年にNHKでドラマ化、1983年に松竹で映画化、1998年にTBSでドラマ化されている。ヒロインの移り変わりでいえば大谷直子→田中裕子→田中美佐子。あらすじ静岡で印刷屋を営む小野寺(平幹二郎)。ある日、一人の老人が彼を訪ねてきた。田島(渡瀬恒彦)と名乗るその老人は県警の嘱託。「天城山殺人事件」という調書の印刷を依頼しに来たのだが、小野寺はその原稿を見て激しい
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1972~1973、1974年に全104話で放送された作品。最初が第1シリーズ、次が第2シリーズみたいな感じ。あらすじと感想メインキャストは峠九十郎……言わずと知れた三船敏郎。椿三十郎の3倍強い。鮎香之介……衆議院議員じゃない大出俊。すっぽんの次郎吉……まだ夜明けの刑事じゃない坂上二郎。そこに第1シリーズは「さそり」のイメージはどこへやらおきゃんな感じの「からっ風のお文」梶芽衣子や、「濡れつばめの
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1993年公開の映画。あらすじ佐賀県鳥栖市に住む吉岡公子(渡辺美佐子)。彼女はかつて教師として勤めた小学校の廃棄されることになったグランドピアノに思い出があった。時は太平洋戦争の末期。当時としては貴重なピアノの係をしていた公子(若村麻由美)。初夏のある日、彼女を二人の特攻隊員が訪れた。明日に迫った出撃の前にピアノをどうしても弾きたい、というのだ。音楽学校出身の隊員(永野典勝)はベートーベンの「月光
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1977年公開の角川映画。原作は森村誠一、当時「三村時代」と言われた3人のうちの一人。主演は岡田茉莉子、松田優作。監督は佐藤純彌。脚本はプロアマ問わず一般募集された中から最優秀脚本賞に選ばれた松山善三。ジョー山中の主題歌「人間の証明のテーマ」が大ヒットし、「母さん、僕のあの帽子……」が流行語となった。あらすじ超デラックスホテルで行われたファッションデザイナー八杉恭子(岡田茉莉子)のショー。今やファ
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1981年の作品。シリーズ第15弾。あらすじと感想原作は江戸川乱歩の「影男」。戦後の作品ですな。冒頭は宝石密輸の調査で香港にやってきた明智くん。目をつけているのは宝石商の速水。悪人が似合うぜ西田健。知り合いになってゴルフを一緒にすることに。のんびりしとんな。ところが速水がバンカーショットをしたとたん爆発が!速水は粉々、明智くんは目をやられてしまう。悪人が似合う男、西田さんあえなく死亡。明智の入院を
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1973年公開の日本映画。製作は勝プロダクション、配給は東宝。主演は若山富三郎、監督は三隅研次。あらすじ大組織の暴力団西神会は岩国基地から150丁の拳銃を仕入れる。ところが帰り道、警官2名に見とがめられ射殺して轢き殺す。刑事の奥村(若山富三郎)と加藤(関口宏)は若頭の杉山(石橋蓮司)を追う。奥村から捜査協力を依頼された地元のやくざ橋田組の組員が杉山を発見。しかし、あえなく射殺され怒りに燃えた橋田組
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1963年公開の東映映画。一言でいえば「ナバロンの要塞」時代劇版。脚本を書いたのは池上金男さん。後に時代小説でヒットを飛ばす池宮彰一郎さんの若き頃。脚本コピーしてどっかにあんだよなあ。あらすじと感想時は江戸時代初期。2代将軍秀忠亡き後の家光と駿河大納言忠長との争いの頃。忠長側の秘密の血判状を盗むべく組織された伊賀忍者17人とそれを阻止すべく忠長側に雇われた松方弘樹のおとっつあん近衛十四郎との知恵比
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1961年松竹で映画化。2009年にも映画化されている。テレビドラマでは何回やっとんねんて感じだが、6回やってる代表作。あらすじと感想ストーリーに関していえば単純といえば単純。見合い結婚して一週間後、金沢に出かけた夫が戻ってこない。新妻は金沢に夫を探しに行くが、夫は別人として自殺していた。遺書もあるし、自殺に疑いはないと思われた。しかし、新妻は夫の自殺に疑問を持ち1年後再び金沢へ――という話。で、
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1958年公開の東映映画。社会派推理小説ブームを巻き起こした松本清張。そのブームを作り出したのはこの「点と線」なわけだが面白いのはこの作品は動機に重点を置くのではなく、時刻表トリック始め謎解きの部分にウエイトを置いていたことだ。さらに面白いのは原作者は動機の部分を削ったのに、映画はその動機の部分を膨らませ前半をミステリー、後半は哀しい女のドラマとして構成していることだ。あらすじ映画のトップシーンは
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