1975年放送の大河ドラマ。シリーズ第13弾にあたる本作。原作は南條範夫の「元禄太平記」。忠臣蔵を柳沢吉保の視点から描いた画期的作品。主要人物は次の通り。柳沢吉保(保明)……本名が兵吉だから「へいちゃん」石坂浩二。大石内蔵助……文学座の偉いさん、江守徹。大石りく……名付け親は谷崎潤一郎、岡田茉莉子。浅野内匠頭……まだ眠狂四郎はやってない片岡孝夫。阿久里……紫頭巾ではない松坂慶子。大石主税……後に忠
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1958年公開の東映時代劇映画。原作は柴田錬三郎、主演は中村錦之助。監督・脚本は加藤泰。初のカラー作品だった。あらすじ源義経の末裔である源氏九郎(中村錦之助)。流れ着いた兵庫の港町で同心・幸田(里見浩太朗)と知り合い、同心長屋に住みつくこととなる。源氏九郎は幸田の恋人・お鈴(丘さとみ)が病気の父親の治療費のため身売りしようとしているのを知ってそれを防ぐ。そんな源氏九郎のもとに義経の遺産を目当てに様
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1958年公開の東映時代劇映画。東映だけで3日に1本時代劇を製作していたという日本映画の絶頂期の作品。あらすじ太助(中村錦之助)は魚河岸で自殺願望の幸吉(田中春男)と出会う。聞けば大事な恋人を奪われたというのだ。奪った男の名を聞いて太助は幸吉を連れて走り出す。太助は大久保彦左衛門(月形龍之介)をなじるが、よくよく聞いてみればそれは隣の川勝丹波守の間違い。とかく悪い噂のある丹波守は業者と結託して彦左
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1963年公開の東映映画。いわゆる集団時代劇三部作の第一作目。「十一人の侍」「大殺陣」と続いていく。メインは片岡千恵蔵、里見浩太朗、嵐寛寿郎たち。相手が内田良平、菅貫太郎といった面々。あらすじ旗本・島田新左衛門(片岡千恵蔵)は筆頭老中・土井利位(丹波哲郎)から極秘に依頼を受ける。将軍・家慶の弟である明石藩主・松平斉昭(菅貫太郎)をひそかに暗殺せよというのだ。斉昭の暴虐的な振る舞いを許しておけば近々
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1964年公開の大映映画。眠狂四郎シリーズの人気を決定づけた第2弾。あらすじ道場破りに父親を殺された少年と知り合う狂四郎(市川雷蔵)。年老いた侍(加藤嘉)が立会人をかって出て、狂四郎は道場に乗り込み正式に少年の仇を討ってやる。年老いた侍がやたら狙われるのに対し、狂四郎は勝手に用心棒的存在となる。老人は実は勘定奉行で、緊縮財政を各方面から恨まれていた。狂四郎はそんな老人を守り続けるのだが――という話
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1966年公開の大映時代劇映画。市川雷蔵主演の眠狂四郎シリーズ第8弾。監督はその後「必殺」シリーズでも名演出を見せる三隈研次。ライバル役に天地茂、藤村志保、遠藤辰雄など。あらすじ大塩平八郎の残党が何やら不穏な動きをしている、との情報を得た眠狂四郎。江戸の大店である油問屋2つが押し込みにあい、町辻で不思議な大道芸を披露している連中が大塩残党と何らかの関係があるとの可能性が。狂四郎は事件を探る中でその
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2003年テレ東系で放送された新春時代劇。4部構成のザ・オーソドックス忠臣蔵。あらすじと感想主な登場人物は次の通り。大石内蔵助……中村吉右衛門 大石りく……黒木瞳 大石主税……細山田隆人浅野内匠頭……上川隆也 瑶泉院……牧瀬里穂 戸田局……梶芽衣子脇坂淡路守……榎木孝明色部又四郎……岸部一徳吉良上野介……橋爪功オーソドックスな中に他ではあまり見ない部分と言えば大石主税の許嫁・小浪の話がある。演
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1987年1月2日放送の作品。当時はバブル経済の真っただ中。まさか今日こんな状況になろうとは思いもよりませんでしたわな。あらすじ時は元禄14年春のこと。浅野内匠頭(沖田浩之)が松の廊下で起こした刃傷事件。武士や武士やという割には吉良上野介(日下武史)を討ち漏らしたのはいまだに謎である。だいたい斬りつけるより刺さんかいと思うのだが。それはさておき、内匠頭は即日切腹、赤穂の領地は没収され仕えていた藩士
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1969年公開の東映映画。なんとGWに公開! 異常性愛路線絶好調。監督はもちろん石井輝男、演技人は毎度おなじみのメンバー。あらすじ借金が重なり、奉公にでた由美(片山由美子)。しかしそこは刺青をした女だらけの地獄のような売春宿だった。縛られるわ犯されるわ散々な目にあう由美。そんな由美を優しくいたわる女主人のお龍(藤本三重子)。ところがこのお龍が最悪の女でレズビアンでサディストというタチの悪さ。由美を
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1968年公開の東映映画。石井輝男監督による異常性愛路線第3弾。評論家にボロクソ言われながらも大ヒットした。あらすじ全3話で構成されたオムニバス形式。まず寛文5年。18歳のおみつ(橘ますみ)は兄・新三(吉田輝雄)を殺した容疑で捕まる。さらに彼女には近親相姦の疑いまであった。与力・南原一之進(渡辺文雄。似合うなあこういうの)の連日連夜続く拷問にも必死でじっと耐えるおみつ。ところが兄に似た与力・吉岡の
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