1974年のアメリカ映画。
主演は当時男性路線映画の新しいヒーローとして
売れまくっていたバート・レイノルズ。
監督はロバート・アルドリッチ。
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あらすじ
ポール(バート・レイノルズ)はかつてのアメフト花形クォーターバック。
しかし、たかっていた金持ち女の車を盗んで堀の中へ。
刑務所長ヘイゼンは配下の看守たちのアメフトチームを全米一にすることに
異常な執念を燃やしている男。
ポールの姿を見つけコーチを依頼するが、ポールに拒否され逆ギレ。
ポールを重労働キャンプに追いやってしまう。
看守長ナウアーの傍若無人ぶりに堪忍袋の緒が切れたポールは
ある日ナウアーに殴りかかるが、そのため独房行きに。
ヘイゼンはここぞとばかりに交換条件をポールに持ち掛ける。
ポールはしぶしぶ看守チームの練習台となる囚人チームの編成に同意する。
囚人仲間には元プロ・フットボーラーのネイトもいるなどそれなりのチームに。
チーム名は「ミーン・マシーン(根性曲がりのマシーン)」に決定。
しかしナウアーの策略によりチーム編成に協力してくれた世話役が死亡。
チームは危機を乗り越えながら看守チームとの対戦の日を迎える。
そして当日。刑務所のグラウンドには看守の家族や町の人々もかけつける。
針金が張り巡らされた囚人席も超満員。
異様な雰囲気の中、キックオフ。
予想通り看守チームがリードするが、囚人チームも食い下がる。
ハーフタイムの休憩中、ヘイゼンがポールを脅迫。
試合を投げないと世話役殺しの共犯で一生ぶちこんでやるというのだ。
試合は第三クォーターに入ったが、ポールの試合ぶりが
投げやりになったことは誰の眼にも明らかだった。
看守チームのリードは広がるばかり、そんな中、ポールの視線が
ヘイゼンを殴って終身刑をくらった囚人ポップと重なり合う。
今、「ミーン・マシーン」だけが俺のすべてだ。
ポールの闘志に火が付いた。ネイトへのパスを通しタッチダウン。
囚人スタンドがどよめき、点差を少しずつ詰めていく。
残り時間はあと数秒。逆転タッチダウンまであと1ヤード。
ゴールまでの長い長い最後の1ヤード、果たして勝つのは――という話。
感想
バート・レイノルズは事故で膝を痛めなかったらホントにアメフトで大成したかもしれない。
なんせ大学時代、オール・フロリダ、オール南部の選抜選手だったのだから。
そんなこともありアメフト選手ぶりが板についている。
最後までハラハラさせる展開だし、刑務所の中というところがミソ。
極限の中、男の矜持というものを見せてくれるレイノルズの姿が最高。
後にリメイクされたけど、断然こっちのほうがええわいな。