1974年のアメリカ映画。
自分と同じスウェーデン出身の役を演じたイングリッド・バーグマンが
アカデミー賞助演女優賞を受賞。3度目のオスカーに輝いた。
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あらすじと感想
原作は言わずと知れた女流推理作家アガサ・クリスティ。
監督はこれまた巨匠シドニー・ルメット。
名探偵ポワロを演じたのはアルバート・フィニー。
オリエント急行に乗り合わせた乗客が豪華。
映画出演久々のローレン・バコール(ボギーの元嫁はん)、
バーグマン、ジャクリーヌ・ビセット、ショーン・コネリー、
ここでも不気味なアンソニー・パーキンス。
さらにバネッサ・レッドグレーブ、リチャード・ウィドマーク。
超オールスターキャスト。
マーティン・バルサムは「12人の怒れる男」にも出てましたな。
いくらかかっとんのよこの映画。
内容はまあよく知られた話で特に語ることなし。
まあ列車の中で起きた殺人事件をポワロが解決しまんのよ。
日本未公開だが戦前にアメリカで一度映画化されているらしい。
ハリウッドだって栄枯盛衰があって
70年代が始まるまではちょっと落ち込んでた。
そこで原点回帰ともいえるラブストーリー「ある愛の詩」を映画化。
さらには大掛かりな内容、お金をかけて「ポセイドン・アドベンチャー」
「ゴッドファーザー」などを作ってまたまた大ヒット。
そうした流れの中にこの映画もあったわけで。
そして1975年に洋画と邦画のシェアが逆転。
この状況を抜け出すのにどんだけかかったのかという話で。
今はましだけど今度は映画が映画でなくなってますわな。
最近日本でこういう大作サスペンスはないねえ。
頑張って作れるようにならんとね。