感動の名作映画「陽のあたる教室」を久々に観る

1995年のアメリカ映画。もう20年以上前になんのね。
名優リチャード・ドレイファスが音楽教師を演じ
「人生のシンフォニー」を奏でた印象に残る作品。
監督は「三銃士」などを作ったスティーブン・ヘレク。
彼曰く本作は「素晴らしき哉、人生!」のような話とのこと。確かに共通点はあるかも。

あらすじ

時は1965年、ベトナム戦争が激しさを増していた。

グレン・ホランド。
彼の夢は素晴らしい楽曲をつくることで、
その時間が確保できてなおかつ生活もまあまあ安定できると思い高校の音楽教師の道を選択。

しかし、彼の予想は大きく外れた。教師にそんな時間があるわけがない。

音楽に関心のない生徒に興味を持たせるのに四苦八苦。
最初はそんなつもりじゃなかったのに
いつの間にか生徒たちに音楽の楽しさを伝えることにのめり込んでいくホランド。

片手間だった教師の仕事に精を出していく。
カメラマン志望だった恋人のアイリスが妊娠。
経済的にもますます教師は辞められなくなった――。


感想

教職に就いた1965年から退職する1995年までの
印象的な生徒や家族、仲間とのエピソードをうまく織り交ぜた人間賛歌の映画。

「本当は○○になりたかった」とは大人の誰もが
一度は考えることだろうが、それを後悔するのではなく
「代わりのきかないかけがえのない人生」を
充分に生きていくことが大切だということを教えてくれる。

ホランドの人生にはいろんなことが起こる。

ベトナム戦争で教え子が亡くなったり、
息子コールの思いがけない聴覚障害とか、
歌の才能がある生徒に淡い恋心を抱くとか。

生きている限り身の回りに起きていることで
自分の身に降りかからないことなど何もないということを教えてくれる。

いろんな名シーンがあるが、
ホランドが聴覚障害を持つ子供たちのためにコンサートを開き
ジョン・レノン「ビューティフル・ボーイ」を
息子コールに向けて手話で「歌う」シーンは感涙もの。

脚本を書いたパトリック・シェーン・ダンカンは
カーラジオから聞こえてきた学校の授業と教師削減のニュースを聞いた時、
自分の担任だった先生たちが自分の人生のなかでどんなに大切だったか、
と思いこの脚本を書いたそうだ。

こういうふうに人生が送れたらなあと思える映画。

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