1955年のフランス映画。
またまた監督はアンリ=ジョルジュ・クルーゾー。
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あらすじ
パリ郊外にある寄宿生学校。
学校を設立し教壇にも立つクリスティーナ(監督の嫁はんヴェラ・クルーゾー)。
校長を務めているのは夫ミシェル(プラティニではない)。
実はこの夫、
愛人(名女優シモーヌ・シニョレ)を囲うわ
傍若無人な振る舞いで嫌われ者。
クリスティーナはそんな夫に愛想が尽きているが
心臓が弱いため経営面は任さざるをえない。
ミシェルに手を焼いているのは愛人も同じで、
ついに2人は手を組んでミシェル殺害を企て実行する。
酒に睡眠薬を混ぜ浴槽で窒息させ
学校のプールに放り込み事故死に見せかけた。
ところが、いつまでたっても死体は発見されない。
プールの水を抜いて調べても死体は出てこない。
それどころかまるでミシェルが生きているかのごとく奇怪な出来事が相次ぐ。
果たして夫は本当に死んだのか?
事件はショッキングな結末を迎える――という話。
感想
古典中の古典というかサスペンス好きな人は
一度は観ておかなきゃいけない作品。
おどろおどろしい雰囲気満載なのでホラー映画的でもある。
なんちゅうてもあの有名なシーンはものすごいインパクト。
また、有名なエピソードとしてはヴェラ・クルーゾーが
本作から5年後に死亡しているがその状況がこの映画と……
というところは観ればわかる。
原作はポワロ―・ナルスジャックの合作探偵小説。
あのヒッチコックも映画化したかったとのこと。
ヒッチコックならどういうキャスティングになったんかねえ。
リメイク版はシャロン・ストーンが愛人役をやっている。
観比べるのも一つの楽しみかも。